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日本水泳 2008

日本選手権水泳競技大会が開催されています。北京オリンピック代表選考会も兼ねています。

連夜8時からのNHKの生中継に注目していますが、画期的な代表選考方法に一喜一憂しています。
この方式は、決勝の一発勝負で、オリンピックで上位入賞の可能性のある標準タイムをクリアして、出場枠選手二名の中に入ることで自動的に決まるというもの。前回のアテネオリンピックの選考でこの方式が成功したことに因るものだそうです。
マラソンや柔道などの選考が、不透明でわかりにくいという批判を浴びることが多いのですが、水泳は公明正大、実にわかりやすいし、万人の納得するところかも知れません。

 なにしろ、ゴールと同時に電子機器によってテレビ画面のコース上に「決定」の帯が表示されるのですから、情や躊躇の入る隙間が無いわけです。一歩及ばなかった選手には残酷です。この選考レースに命をかけてきた選手達にとっては過酷とも言えますが、納得せざるを得ないわけです。
 これが、真の実力かというと、たまたま選考日のコンディションや所縁の結果という訳なので、微妙なところだとは思います。しかし、オリンピックの舞台そのものがそのような一発勝負の場なので、調整力も実力のうちとして見れば、かなり公正なのかも知れません。

 さらに手が混んでいるのは、リレーの選考についてです。自分だけでなく、チームを構成することになる上位4人の合計タイムが設定タイムを切れるかというところまで徹底しているのです。正に個人は全体のために、全体は個人のためにです。今回も、個人では出られずに、リレーで拾われた選手が何人かいます。

半分が終わったところの感想は、やはりベテランの底力を感じます。4年経っても同じ顔ぶれがそろってくるのです。選手層が薄いのか、それだけ高レベルなのか、水泳に素人の私には分かりませんが、いずれにしても、選考水準のレベルを維持することは並大抵のことではないと思います。

北島、森田、中西、伊藤・・・などなど、流石です。400メートルで一歩及ばなかったアテネの金メダリスト柴田亜衣には、800メートルで頑張ってもらいたい。

この選考レース、とにかくスリリングで面白い。
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