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箱根駅伝2014その4・全日本結果と箱根に向けて

全日本大学駅伝が11月3日に行われました。
アップが遅くなりましたが、駒大の成績を中心に検証し、今後の展開を考察したいと思います。

1位 駒澤・2位東洋・3位明治・4位早稲田・5位山梨6位青山・7位大東文化・8位日体大・・・

という結果でした。実力的に駒大・東洋の2強に、早稲田・日体・明治あたりの争いと見られていましたが、駒大の圧倒的な強さが印象的でした。早稲田は1区の出遅れが響きました。明治はもともと5000mの記録は群を抜く層の厚さがあったため、トータル的に実力発揮といったところです。日体は故障者の影響もあってか、まさかのシード落ちの8位となってしまいました。東洋は、ここのところずっと2位が定着し、実力が燃焼しきれないといった感じです。追いかける展開になるともろさが見られます。その点、駒大の1秒にこだわる堅実な走りが、出雲につづき見られました。今年の箱根や、ここ数年続いた前半の出遅れはどこに行ったのかという感じです。

 全日本に限っては今年三連覇達成です。この3レースをまとめてみると、安定した強さが目立ちます。10000mくらいの距離走では、層の厚い堅実な走りが出来るチームカラーと言えましょう。しかし、これも1区2区3区の出だしが波に乗れないといけません。その点では、3区の油布、1区中村の存在が大きいかも知れません。

                  H23          H24                   H25

1区(14.6km) 撹上(3年) 3位43:42・撹上(4年)6位43:34・中村(3年)1 位42:38

2区(13.2km) 村山(1年) 3位38:23・村山(2年)4位38:04・西山(1年) 9位39:29

 3区(9.5km)  油布(2年) 1 位27:13油布(3年)1位26:55油布(4年)1位 27:07

 4区(14.0km) 上野(3年) 1 位40:56・上野(4年)4位 40:56・村山(3年)1 位39:24

5区(11.6km) 久我(3年) 1 位34:15・湯地(3年)4 位34:45・中谷(1年)1 位34:18

6区(12.3km) 中村(1年) 3 位36:59久我(4年)3位 35:48馬場(2年)1位36:08

7区(11.9km) 高瀬(4年) 1 位35:23黒川(2年)2位35:09黒川(3年)2 位35:48

8区(19.7km) 窪田(2年) 3 位58:55窪田(3年)2 位57:32窪田(4年)3 位58:17

          優勝   5:15:46    優勝      5:12:43   優勝   5:13:09

           赤字 区間1位  青字 区間2~3位

 

こう見ると、安定した強さが際立ちます。

さて、次は箱根ですが、この駒大にしても盤石ではありません。20キロを10人が総出でミスなく走ることは至難の業です。駒大は9番手・10番手は未知数です。全日本の8名にしても20㌔となると不安が残ります。例えば油布・黒川・西川といった選手は先日のハーフマラソンに出ていますし、長い距離に不安があるのだと思います。

区間配置も問題です。1区の出遅れは致命傷ですが、中村を起用した場合には、他区がおろそかになります。ゆっくりとしたペースでだんごになって数秒差の勝利ではもったいない結果となります。そうかといって、スピードレースになったときは、対応できる選手でないと取り返しがつきません。私は、油布・中谷あたりかなと思います。

2区は窪田か村山または中村、私は村山かと思います。3区は油布か中谷。4区は西山か馬場。今年の箱根の敗因の原因は、撹上の欠場により4区が手薄になっての敗退でした。5区は村山・中村クラスを持ってこないと今のハコネは勝てません。中村はどうでしょうか。・・・・といった往路重視で望むのが、今年の駒大の流れのスタイルかと思います。

初の三代駅伝制覇を期待しています。

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