とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
南こうせつ 「まごころに生きる」
南こうせつさんは、大分の曹洞宗寺院の三男さん。昨年、お兄さんの晋山結制があり、こうせつさんのお子さんが弁事を務められたそうです。こうせつさんも上堂のお兄様に問答をかけたそうな。
新曲「まごころに生きる」です。 作詞・作曲 南こうせつ
1.そよ吹く風に小鳥啼き 川の流れもささやくよ
季節の花はうつりゆき 愛しい人は今いずこ (無常)
ほほえみひとつ涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて
生きてる今を 愛して行こう
2.広がる海ははてしなく 全ての命はぐくむよ
人の心もおおらかに 互いを敬い信じ合おう (同事)
ほほえみひとつ涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて
生きてる今を 愛して行こう
3.幼い頃にいだかれた 温もり今も忘れない
この世でうけた幸せを そっとあなたにささげましょう (利行)
ほほえみひとつ涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて
生きてる今を 愛して行こう
この曲は、先日の北海道大会で発表されました。
( )は、梅花指導の際に解説されている教理内容です。なかなか好評の新曲です。梅花に新しい風が吹くと良いと思います。
本日、西有寺様で、梅花の検定試験がありました。
緊張感の中、活気がみなぎっていました。
※弁事については、5月の記事の⑤を参照されたし。
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こうせつさんの詩の深さも幼児期の教育の賜でしょうか!
恒例の質問。
弁事とはどのような役目をされる方なのでしょうか?
日曜日にCDショップに行ってみます。
ご紹介ありがとうございました。
弁事(べんじ)とは、禅の修業道場での100日間の修業期間(安居)の三役の一人で、首座(しゅそ)という修行僧のリーダーの介添え役の僧を指します。普通の寺院では、住職就任の式(晋山結制)の時に同時に行われる法戦式の問答での一役を担います。通常は小学生などの小さいお小僧さんが当たり、問答のテキストとなる禅語の漢詩を読み上げたり、禅問答の口火を切ったりします。
(どこかの法戦式の様子です)
http://www.ma.ccnw.ne.jp/jigenji/sinsan3.html
かわいらしい子が禅問答に参加するので微笑ましく、場を和らげる効果があります。こうせつさんのお子さん、お坊さんになるのでしようか。普通は得度をしたお坊さんの卵の子がこの役に当たります。
CDですが、ショップには販売されていないかも知れません。日本クラウン版で曹洞宗宗務庁から発刊されているようです。注文はできるものと思います。沖縄音楽チックな覚え易い曲です。御詠歌というよりはフォークですね。
一休さんを想いほのぼのしますが、本人は大変な緊張でしょうね。
晋山式は(しんざんえ)の読みでよろしいのですか?
CDの情報ありがとうございます。
問い合わせてみます。
晋山式(しんさんしき)とにごらないで読みます。晋は「すすむ」という意味があり、一山に禅寺を構えたことより、寺の住職になることを晋山(しんさん)と呼んでいます。
確か薬師寺は(しんざんえ)と言っていました。
現住職の晋山式に出席するチャンスがあったのですが、外せない仕事があり。残念な思いをしました。
散華の行事は薬師寺どの宗派でも行われるのですか?
散華の式は、各派共通で行われると思います。曹洞宗でも、華やかです。晋山は稚児行列に主眼を置きます。散華は、建物の落成式などに必ず行います。薬師寺様は、法相・華厳宗系統だと思いましたので、そのような伝統行事は厳かで厳粛だと思います。
問答のところも少し見ました。
その方は布教師をやっていらっしゃる方で、お話もたいそう上手なので、さすがにすらすら答えていました。やっぱり「笑い」もありました。
ところで、南こうせつさん、曹洞宗のお寺の息子さんだったんですね。こんなところでお名前を目にしようとは・・・。それにしても新曲、意味が深いですね。
南こうせつさんは、お寺出身ということで、神田川のころから親しみを感じていました。私自身、仲間とフォークバンドを組んだこともあり、大のフォークソングファンです。今度の新曲、正に御詠歌に新風が吹くと良いと思っています。坐禅会と梅花講は、曹洞宗の教化の二枚看板なのですが、坐禅は某子さんのような逸材の方々が育つものの、梅花は高齢化、先細り化の一途です。
寺で、フォークコンサートができるといいなと思っています。
先日、特派講習会に参加して「まごころに生きる」を教えていただきました。
とっても良い曲ですね。私も大のフォークソングファンで、南こうせつさんも好きでした。
梅花の検定試験(写真)・・・緊張するんですよね・・・
私のところ、ここ横浜の講員さんも明るくて楽しい方ばかりです。現在、月2回、うちの1回は近くの寺の講員さんも参加して40名くらいになり、にぎやかです。6月は検定の月なので、ハラハラドキドキ緊張しました。
梅花の記事も時折紹介しますので、また見にいらしてください。
まごころに生きるは知りませんでしたのでネットで検索している内に、「「出会い」ました。私も曹洞宗の一仏弟子。生前戒名を頂いています。南こうせつさんへの思い入れも一段と深くなりました。このURLに出会えたのも佛縁と感謝しています。