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箱根駅伝2020①出雲駅伝展望

 ここ3~4年で、大学駅伝事情も急速にレベルアップしているように思えます。青学旋風に代表され、特定の際立つエース格の選手を核とした固定チームから、誰が選ばれても可笑しくない、層の厚い選手層、さらには、多くの学校に裾野が広がり、底辺の広い駅伝の地図が出来上がってきました。戦国駅伝、一人ひとりが主役の様相を帯びています。

 今期は、箱根の覇者東海大学の一強と、言われていますが、決してそうとも言えないとも思えます。何故なら、主力が黄金世代と呼ばれる4年生で、中でもエース館澤や鬼塚が出場が危ぶまれていて、層が厚いとは言え万全とは言えないかも知れません。東海と並んで三強の青学、東洋も同様のことが言えそうです。5000メートルや1万メートルのタイムは、東海はダントツですが、 青学、東洋は、実績のある選手は多いものの、最近の記録では、6人の総合とすると、駒澤、国学院などの方が上回っています。その他の帝京・拓大・順天・中央学院なども、チームトツプ3くらいは、優勝候補校と遜色ありません。


  そこで、見どころですが、出雲は高速短距離勝負で、年々、高速化が進んでいます。最終6区は10キロほどと長いですが、ここでの逆転はなかなか難しいです。ここ数年の勝ち方は、1区からトップで突き進むか、3区までにトップを争い、4区5区で離しにかかるパターンが目立ちます。特に1区と3区は8キロほどで、2区・4区・5区の5~6キロより長いので、ここに主力が投入されます。つまり、勝負の分かれ目は、短い距離で高速勝負の区間に適材の選手を配置出来るかにかかっているとも言えます。特に序盤の2区は重要です。但し、主要区間でエース格が役目をきっちりと果たすことが条件の上です。


 こう見てみると、駒澤・国学院が3位以内に入る可能性が見えてきます。
 駒澤のオーダー予想は、1区~3区に4年の中村大聖・中村大成、1年の田澤が入ると思われます。6区は山下と軸が出来て、4区5区に、高速やねばりに強い3年の伊東・神戸・加藤らが配置されると思われます。2区は短距離ながら、勝負を左右する重要区間と最近ではなっています。ここに中村大成が入れれば磐石かと思います。ただし、ルーキーの田澤の区間場所も興味を引くところです。この選手の活躍は、次の全日本、箱根の戦力分析に 大きく関わって来ることと思います。

 国学院は、4年の浦野・土方、2年の藤木は、1・3・6区で磐石、2区候補として4年の青木・・・と揃えれば、優勝争い間違いナシです。さらに1年のルーキー中西とあと一人がつなげば3位以内は見えてきます。

 レース展開では、東洋の相澤が1・3・6区のどこに来るかで流れが変わってくるかと思います。いつも新たな戦力が浮上する青学も不気味です。台風一過の出雲路、見どころ満載です。             

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