とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
涅槃会
昨日、2月15日は釈尊涅槃会でした。この涅槃会が終わって、新年からの行事が一段落です。
それにしても、今年の涅槃会は暖かな日和となりました。涅槃会のブログの過去記事を調べてみましたら、意外とアップしていないのですね。きっと、慌ただしくしていて、写真も撮れず、終わってぐったりしていたのかも知れません。今年は余裕です(笑)。
今年は日曜日で、参詣の方が多いのでは?と思っていたら、休日は若い人が出掛けるので孫のお世話を頼まれた、とか、各種会合、ボランティアの集まり・・・などでお年寄りの方々の出席率は下がるようなのでびっくり。では、若い人は?というと、まだまだ三仏忌などのお参りはシニア世代に頼るところがあり、難しいところです。住職の力の無さを反省し、何とか、この大切な涅槃会の行事に足を運んでいただくべく、努力したいと思います。
とはいえ、例年並みの参詣の方々で心休まる涅槃会の法要を営むことが出来ましたことを御礼申し上げます。
当山の涅槃図は、江戸中期のもので、なかなか見事に描かれています。ただ今『大法輪』でも涅槃図が特集されていますが、涅槃図にはいろいろなエピソードも多いようです。
お釈迦様の右手は、この図のように、手枕にしているのが最も多いようで、そうでないのは古いのだそうです。
摩耶夫人が天からやってくる時に座っていたり中腰だったり・・・、うちのは立っていました。
描かれる動物も様々で、ネコやツバメはめずらしいのだそうですが、当寺のものには、両方ともあります。何でも、お釈迦様のお涅槃の時に悲しまなかったので十二支から外されたという説もあるとか・・・。
そういえばうちのネコちゃん、お釈迦様の方を見ないでカニと遊んでいます。
ツバメは鶴と並んで色彩豊かに描かれています。
子供の頃、この涅槃図が怖くて近寄れませんでした。特に像さんや虎さんが怖かったのですが、悲しみでやせ細っていたことを知ったのは、大人になってからでした。
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こちらも、涅槃会当日は好天に恵まれ、隣の神社の「どんど焼き」からの客人が流れてきて、大勢の参詣者に恵まれました。日曜日ということもあり、小学生の姿が目立ちました。こちらの、涅槃団子は赤・黄・緑と白を2~3色混ぜて、ねじって伸ばした棒状のものを金太郎飴の如く輪切りにします。拙衲の生まれた寺では本山S寺様のように丸めたものでした。
終わった翌16日から真冬に戻っていますが、積雪が多くないので、スキー場関係者が泣いてま~す。
そうですか、そちらも暖冬ですか。
昔ながらの涅槃だんご、いいですねぇ。どんど焼きもこの時期なのですね。
20日に布教研修で岩手のM師と会うことになっています。結集会の打合せしておきます。
猫は、自分の顔を撫でていたら遅れた、という法話を聞いたことがあります。なお、『涅槃経』にまで登場する猫ですから、よほどインド以来僧侶の興味を引いたモノと思われます。
一般人にも受け入れやすい興味を持ちやすい
内容ですし、知っておきたいことですのに、
どうしても耳にも目にも遠い存在でして。。。
とっても残念に思いました。
tera先生や倫勝寺さま、kamenoさまのように
楽しく優しく表現してくださる場が
身近に日常にあったらいいのに。。。って
改めて思いました。
お忙しい毎日、お疲れ様です(__)。
いつも心がけていただき感謝します。
ラーメン等、相変わらずの食欲、いいですねぇ(笑)。
益々、ご活躍ください。