とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
北岳登山ついに実現
念願の北岳登山がついに実現しました。
昨年の挑戦からまる一年、実に自身では5回目の挑戦でした。 昨年4回目の断念の理由は台風でした。ふもと芦安まで行っての取り止めです。他の3回は、仕事の都合が1回、豪雨による林道の崩壊が1回、体調不良に因るものが1回。しかも、これらは直前まで計画したものであり、道路事情による断念は何年も続き、計画すらできない状況でした。仕事の関係、家庭状況の関係など実現が難しく、体力の衰えもあり、今回が最後のチャンスと思っていました。
そもそもこの北岳への憧れの出発点は、学生時代に登った奥穂高山からです。この奥穂の標高が3,192mで日本三位。第二位は1m差で、南アルプスの北岳3,193mだと知った時、いつかは登ってみたいものだと思っていました。しかし、登りたい理由は高さだけでなく、調べれば調べるほど、魅力満載であることがわかってきました。特に高山植物の花々の豊富さでは、他の山々を圧倒しているようです。ここから見る第一位の富士山もすばらしい眺めのようです。
ただ、登頂の難しさも沢山ありました。前述したように、位置が南アルプスの山奥で、登山口までが、延々と続く南アルプススーパー林道に頼らざるを得ない事。そして、この道は環境破壊のシンボルのように批判されてできたものの、相次ぐがけ崩れで寸断を繰り返し、通行止めになることがしばしば。しかも、開通までいつも数年かかっていました。現在なお工事中で、一日に二回ほど工事を止めて、時間限定の上、通行車両は、バス・タクシーなど公共性のあるもののみ。
あとは、3,000mを超える高山だけに、7、8月の期間限定で、私の職業の休暇と重なる日程はピンポイント。さらに、ここに台風を避けるなど天候の条件がそろう必要もあります。そして、連続6~7時間をかけて標高差1,000m以上を登る体力とコンディションも必要です。そんな諸条件が折り合い、30年越に実現しました。5人のメンバーの皆さんお疲れ様でした。有難うございました。
頂上に立てた喜びは一入です。
前置きが長くなりましたが、何回かに分けて写真を紹介します。カメラ二台と200ミリまでのズームレンズを持参し、意気込んでは行きましたが、疲れと、アクシデントで写真を撮るゆとりがなく、思うような傑作写真は残念ながら撮れませんでした。けれども、諸条件の中での貴重な画像であることをご理解いただき、キタダケをお楽しみください。
山頂から、西の方向に、霧の中にうっすらと自分の影が・・・、これをブロッケン現象と呼ぶそうです。
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ついに、念願の北岳登頂、おめでとうございま~す!天気もよく、下界の暑さを忘れさせてくれる最高の登山でしたことでしょう。
こちらは連日30度33度と残暑厳しい毎日ですが、裏の池の周りにある萩の花が咲いていて、季節の移り変わりが感じられます。そういえば、朝晩の風は涼しさが増したようにも・・・。
北岳は、永年の夢だっただけに達成感があります。無事に行けて良かったです。携帯は通じませんでしたが、小屋には衛星電話が完備されていて、半日ごとには連絡が取れましたので、安心でした。
こちらは、選挙戦が熱を帯びてきました。宗務所の現職研修は今年もおサボリ。これから教区の寺族、現職研修が始まります。
とりあえずは、筋肉痛にあえいでいます。トシには勝てません。
昨年話題になった「白根御池小屋」に宿泊されましたか?もちろん新館が完成していたことでしょう。
私は、この20~21日に鳳凰三山から北岳を眺めていました。至近距離から眺め、その容姿の素晴らしさに改めて惚れ直しました。
「キタダケトリカブト」の写真撮れましたか?昨年それらしきものは2~3写しましたが「同定」する自信がありません。
「キタダケトリカブト」は、よくわかりませんでした。これから、いくつか写真を公開しますが、名前がわかりましたらお教えください。
次は鳳凰三山を目指したいと思っています。
白根御池小屋は、泊まりませんでしたが、綺麗に新築されていました。トイレは水洗、ふとんもふかふかそうで、清潔そのもの。泊まりたかったのですが、日程を考えて断念しました。