とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
隠岐の杉
隠岐には、屋久島の古代杉にも似た、老木の杉が沢山あります。
写真は「乳房杉」と言われる岩倉地区にある杉です。車で15分くらい山道を登ったところに自生しています。島では老木をご神体と考え、神社として信仰しているのです。銀杏では、このように幹から乳が垂れるようなところを目にしますが、杉でもみられるのですね。
写真は、私を案内いただいた松浜旅館の社長さんです。この場をお借りして御礼申し上げます。
付近は鬱蒼とした森で、このような巨大シダも自生しています。気持ちの良い森林浴ができます。
次の杉は、町なかにある「八百杉」。
隠岐は、後鳥羽上皇、後醍醐天皇など、皇族が島送りとして居住された経緯もあり、様々な伝説や信仰の証しが遺っています。杉などの天然記念物にも伝わっています。この八百杉には、大蛇が住んでいて、寝ているうちに根がからんで、今も静かになると蛇のイビキが聞こえるそうで・・・、聞いてみたいものだと思った。
屋久杉は、見るためには何時間もかけて山道をあるかなければ行けません。隠岐では気軽にこれらの巨木と遭うことができ、お奨めです。
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隠岐島といえば、思い付くのが承久の乱ですけれども、上皇達が流されたとはいえ、良いところのようですね。
また、ご紹介いただいた杉の木も風情があって宜しいですね。屋久島にある縄文杉とは別の魅力を感じます。
隠岐島は、ほんとうに皇族方の史跡にあふれています。変化に富んだ島が四つあり、当時も楽しめた所ではなかったかなと思います。
漁業も盛んで、全国を舞台にしている企業も多く根をおろしている所です。
自然が守られていることもあり、天然記念物クラスの樹木も多くあります。
そして、布教教化の面でも、かなり進んでいるのです。離島を好む宗教家も多く、政府や宗門の支援保護もあって、宗教情操のレベルは高いです。
恐るべし隠岐!!