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秋田県北部訪問④高く・大きく

秋田の代表文化といえば「かんとう」です。このお祭りの意味は知りませんでした。
ちょうちんを沢山積み重ねて歩いて練り歩くのかとばかり思っていましたが、
一定の場所で重い竿を高く掲げて競う行事だったのですね。

この意味は、ちょうちんを稲穂に見立てて、たくさん稔ったことを、天に突き上げるようにして祈り感謝するというもの。
「かんとう」は秋田市内の中心部で行われますが、昼間は各地区、企業、学校などから代表が出場しての競い合いが行われるそうです。
ここでは、50~70㎏もある竿を片手で持ち上げ、頭や腰に載せたり、竿を継ぎ足して高さを競ったりして優勝者を決めるのだそうです。
ニュースで報道される夜間のローソクの明かりに照らされた「かんとう」は、競技後に全選手たちによるエキシビジョンだったのです。

 

また、北秋田市には、大きさを競う太鼓のお祭りの文化があります。
太鼓の館を訪ねてきました。

この地区では、上町と下町が一年交代で太鼓を作ってお祭りを担当してきたそうですが、次第に大きさを競い合うようになり、ついにギネスブックに登録されるまでになったそうです。
この大太鼓は平成元年に作ったもので、直径3.8メートル、胴長4.5メートル、重さ3.5tだそうです。牛の一枚皮だそうです。
五穀豊饒、家内安全を祈り、その願いが天まで届けということで大きくなったということです。700年の歴史を伝えるといいます。

とにかく秋田には、スケールの大きい文化の足跡がありますね。
今回は、角館・能代・横手などは訪れていませんが、それぞれに特色ある文化が根付いているようです。
恐るべし秋田です!

 

 

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