光村図書 4年生の巻頭詩は「かがやき」だ。
明日、始業式のあと1時間ほど子供たちと授業ができる。
初日から、国語の授業を行う。
しかし、始業式のある初日には山のような配布物がある。
それをのろのろ配っていては授業を行う時間はない。
そこで、今日はそれを全て児童の机上に配布してセットしておいた。
これで明日は授業ができる。
巻頭詩の「かがやき」を読んでみたい。
かがやき
雲がかがやいている。
林の上で。
みんなもほおもかがやいている。
湖のほとりで。
あっ、今、太陽が、
山をはなれた。
これを今日のうちに板書しておいた。
そして、「どのぐらいの時間、かがやきを見ていたの?」
と書き加えておいた。
さらっと読むと、湖のほとりでみんなで、日の出を見た。
辺りの景色がきれいだった。
ぐらいの感想で終わると思う。
1連と2連は倒置法になっている。
林の上で、雲がかがやいている。
湖のほとりで、みんなのほおもかがやいている。
となる。
倒置法は、強調したいことがある。
一連は、林の上で、雲がかがやいているだが、
一番強調したいのは「雲」だ。
輝いているのは、雲だ。
ということは、林はまだ輝いていない。
暗いのだ。
暗い林の上の、雲が赤く染まりだしたのだ。
ということは、まだ日は昇っていない。
お日様は地平線の下にあり、高い雲にだけ光が当たっている。
2連は、湖のほとりで、みんなのほおもかがやいている。となっている。
「も」があるので、雲に続いて、ほおもとなる。
どうして、ほおなのだろう?
頭や、胸にだって光が当たっているはずなのに。
これは、みんなの顔が日の出の方向を向いていて、一番光を受けていることと
ほおがもともと赤くて、つややかだからだろうな。
3連の「あっ」は、おどろき?。感動?
ずっとずっと、日の出を見ていたのだろう。
徐々に日が全体の姿を現してきた。
色も、それに伴い変化してきた。
言葉も出せずただただ、美しい自然の光景に見とれていたら、
ぶちっと、急に太陽と大地のつながりが切れたのだ。
こんな情景をすこしでも読み取れたらいいな。
さて、ここまでに要する時間は、どれぐらいの時間だろう。
現実には、10分程度だろうか。
でも実際は、もっともっと長い時間のように感じたのではないのかな。
子供たちは、どう考えるだろう?
51回 |
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