T:今日は何をするんだっけ?
S:大問題を作る。
S:普通ならしないこと。普通なら言わないことのなかに、問題が隠れている。
S:手足がかじかんでもう氷のようなのに、なぜ弾むように石けりをするのか。
S:それは、ウサギたちが前にも後ろにもいて、押してるんじゃないの?
S:ウサギって、かわいいけど、それじゃあ魔物みたいじゃない。
S:ウサギは、魔物なの?
T:そうそう、魔物って書いてあるよ。
S:どこに?
S:それはね、「よもぎ よもぎ 春のよもぎ」っておまじないをするでしょ? よもぎは、魔よけのおまじないってかいてある。だから、魔物だよ。
S:どうりで、怖い感じがする。
S:「魔よけ=魔物から身を守る」って載っている。
S:魔物って、この場合はウサギだね。
S:雪の魔物だ!!
S:魔よけ=災いから身を守る。
S:魔よけ=化け物から身を守る。
S:雪の悪魔だね。
S:可愛いから、油断しているけど、さらわれてしまう。
S:化け物ってあやしい姿になって現れる。
S:そして、最後に「小さい雪」にされちゃう。
S:こわ~い。
S:化け物だ。
S:やばいしゃん。一度捕まったら。
S:石けりの輪は、ウサギの罠だ。
S:女の子は、ウサギの罠にはまったんだ。
S:あのね、ウサギは最初から子供をさらおうと思ってるんだよ。だって、音は石けりをしないでしょ。
S:そうか、元気に遊ぶ子が来たら、捕まえて、連れて行って、雪にしようと、罠をしかけてあるんだ。
21 なぜおばあさんは、生きて帰ってきた子をしっているの?
言いましたっけの「け」がおかしい。
22 大きく息をついて「よもぎ よもぎ」はおかしい。
「よもぎ よもぎ ―」の「―」には何が入るの?
「もう、うさぎたち」の「もう」って、なくてもいい言葉が入っているのがおかしい。
23 町の人はウサギの歌声が聞こえない。
24 「あっ、初雪だ。」とつぶやくのがおかしい。
2225 うさぎは歌を歌う。なぜなの?
25 22に比べて、25の歌が短いのはなぜ?
26 もう、氷のようなのに跳んでいるのはなぜ?
21 「おばあさん」が25「おばあちゃん」に変わったのはなぜ。
32 どうしてこんなに白いのかしら、ってどうしてなぞなぞを言うの? おまじないでいいのに。
どうしてなぞなぞを言うときに、目をつぶったの?
T:たくさん出たね。でも、時間がないから絞っていきたいね。
S:いろいろな人のことが出てくるので、「女の子」「うさぎ」「作者」「その他」に分けてみよう。
T:色分けしてみようか?
S:この中の、女の子について考えていこう。
S:女の子が主人公だからね。
大きく息をついてからおまじないを言った。
もう氷のようになったのに跳んでいる。
おばあさん→おばあちゃんに変わった。
どうして白いのかしらとなぞなぞを言った。
どうしてなぞなぞを言ったときに目をつぶったの?
S:この中から選んでいこう。
S:おばあちゃんって言ったことがどうしても気になるな。
S:きっと、何か女の子の気持ちが変わったんだと思うな。
S:それは、きっとそうだけど、大問題ではないと思うんだ。
S:大問題は、やっぱり、女の子が助かったところ。
S:おまじないじゃなくて、クイズをだしたところだと思うな。
S:いや、氷のようになっても跳んでいるって、普通じゃないと思うな。
S:最初におまじないを言ったときは、息をすったけど、目をつぶらなかった。目をつぶったのには訳があると思うんだ。
T:意見が色々出そろったので、そろそろ多数決を取りたいけど、準備はいい?
S:いいよ。やっぱり、最後のなぞなぞのところを勉強したいな。
T:多数決の結果、「どうして、なぞなぞを叫ぶとき目をつぶったのか」に決まったね。
T:いい大問題ができました。みんなで、答えを求めていこう。だから、今日から宿題の本読みは、この答えを探しながら読むんだよ。
S:は~い。
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