totoroの小道

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大造じいさんとガン 4の場面 「なぜ敵なのにおれたちなのか考えよう。」

2017-11-09 23:43:21 | 5年 国語

大造じいさんとガン 4段落

T:今日の課題は?
S:なぜ敵なのに、おれたちなのか考えよう。
S:普通、たちって友だちに使うのにおかしいよ!!

S:俺を調べたんだけどね、同等か目下に対して自分のことを言う言葉だよ。
S:じゃあ、「同等」も調べないといけないね。
S:同等=同じ程度だよ。
S:私は「たち」を調べたよ。複数以上っていういみだよ。
T:複数?この場合は?
S:大造じいさんと残雪。
S:大造じいさんと残雪は、同程度なの?
T:問題を作ろう。
S:①大造じいさんと残雪は同じ程度 ②大造じいさんが上 ③残雪が上
S:3はないよ。
T:じゃあ、1か2のどっち?
S:全員1

T:じゃあ本時のめあてを少し変えた方がいいね。
S:なぜ敵なのに、自分と同じ程度だといったのだろう?

S:偉いと思ったんだよ。「えらぶつ」って書いてあるよ。
S:教科書の下に、えらぶつ=えらいやつって解説してある。

S:えらいを調べたんだけどね、行いがよい。
S:私の辞書には「優れている。」で載ってるよ。
S:立派
S:身分や地位が高い。
T:この場合は、この中のどれ?
多数決の結果、立派が選ばれた。

T:じゃあ、今日の答えを予想しよう。
T:その際「立派」がヒントになりそうだね。

1 残雪はおとりのガンを助けたから 0人
2 大造じいさんは堂々と戦いたいから。 2人
3 大造じいさんは作戦を見破られ続けたから。 ③人
4 今までを消して0からもう一度戦い始めたいから ⑥人
5 優れた知恵や勇気に感心したから ⑪人

T:では、多数決の結果5ですね。どの段落を調べたらいいの?
S:69段落
S:「 」の部分
T:「 」の中は五文あるけど、どれ?
おうい、ガンの英雄よ。
おまえみたいなえらぶつを、おれは、ひきょうなやリ方でやっつけたかあないぞ。
なあ、おい。
今年の冬も、仲間を連れてぬま地にやって来いよ。
そうして、おれたちは、また堂々と戦おうじゃあないか。

おまえ/みたいな/えらぶつを/おれは/ひきょうな/やリ方で/やっつけ/たかあ/ない/ぞ。

多数決の結果「ひきょう」が手がかりになりそう。
卑怯
1 心が汚くてずるい。
2 勇気がなく臆病
3 正面か立ち向かわない
4 正しくないやりかたでやる
5 ずるい
6 心が弱くて勇気がない
7 生まれつき正確が粗末

今までの大造じいさんの卑怯だったの?
そういうことになる。少なくてもも、そう思った。
大造じいさんの思う卑怯はどれ?
1 わな(つりばり)
2 おとりのガン作戦
3 タニシ作戦(小屋に隠れる)
4 残雪とハヤブサが戦っているときに打とうとした。

1 1・2・3がずるい
2 4がずるい
S:123がずるいよ。だってだまし討ちだもん。
S:賛成。隠れていたり、ガンの習性をつかったり。
S:でも、それって智恵や経験を精一杯生かしているのだから、堂々とたかっていると思う。
S:そうだよ。だって、普通にしていたら、玉の届く3倍の距離にいて、人を寄せ付けないんだ。いろんな方法を考えるのは卑怯じゃ無いよ。
S:いや、卑怯だよ。正々堂々と打てばいいんだ。
S:だって、大造じいさんの職業は狩人だよ。どうやってガンをとるか考えるのは普通のことだよ。
S:例えば、サッカーだって、わざわざコールキーパーの真っ正面にシュートしないでしょ。キーパーのいないところにシュートする。
S:そうだよ。相手をわざと油断させておいて、パスをだす。
S:ガンを獲らないと生活できないんだから、色々な方法を考えるのは卑怯じゃないよ。
T:じゃあ、4はどうだろう?
S:卑怯だよ。だって、助けてくれてるのに撃つなんて。
S:引きようじゃないよ。そりゃあ打っていたら卑怯だけど、だから撃たなかったんだ。
S:いや卑怯だよ。だって、そうはいっても一度は撃つつもりで引き金に手をかけたんだよ。
S:だって、そのときは助けてくれているってしらないから。知った後は撃ってないよ。
T:なんと思ったか、銃を下ろしてしまった後のことだね。
S:そう、その後だって、玉の届く所にいたんだから撃てたはずだけど、撃たなかった。
T:じゃあ、整理しよう。
S:1は卑怯じゃない。
S:2も3も卑怯じゃない。
S:4は、撃ったら卑怯だけど、撃たなかったから卑怯じゃない。

T:ここまで調べてきたけど、調べた結果「5 優れた知恵や勇気に感心したから」は正しかったの?
S:正しくない。
S:1はないよ。
S:4もないかな。「また」って書いてあるから、今までも、これからもだから0にはならない。
S:3もなくなった。
S:2かあ、どうもなあ?


T:困ったね。5の根拠を調べてきたけれど、うやむやになってしまったね。
T:こういうときは、もう一度文に帰って考える。国語は、文や言葉から答えを探すんだ!!
T:みんなは「おれたちは、また堂々と戦おうじゃあないか。」の「たち」がおかしいと感じたんだよね。
T:もう一度、「たち」を調べよう。1と2は、同じですか?
1 おれたちは、また堂々と戦おうじゃあないか。
2 おれは、また堂々と戦おうじゃあないか。

S:え~全然違う。
S:2じゃ、自分と自分と戦うになる。
S:正々堂々と戦うためには、残雪がいなくてはならない。
S:残雪とその仲間がいないと、堂々とは戦えない。
S:対等だから戦える。
S:ライバルだ。

S:じゃあ、今日の答えは「2 大造じいさんは堂々と戦いたいから。」
S:いや、なんか変だよ。
S:そうだよ、このままじゃ、何か足りない気がする。
S:2をちょっと変えて、6の意見を作ろう。
S:6の1 大造じいさんは、残雪がいないと堂々と戦えないから。
S:6の2 大造じいさんは残雪と堂々と戦いたいから。

S:6の3 大造じいさんは、自分と同じ力の持ち主の残雪と堂々と戦いたいから。
T:では、もう一度本時の問題の答えを多数決をしよう。

S:全員一致で6!!

 

 


















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1 コメント

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素晴らしい実践 (Mrヒデ)
2017-11-12 18:25:24
素晴らしい実践です。次回の研究会には報告をお願いします。
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