抑揚のない暗いドラマだわーと思いつつ、そこそこ面白く、見れないということもないので見ています。「瓔珞」に比べるとどうもスカッとしないんですが。
バリン氏やウイグル族の妃達をクローズアップしてるのは面白いです。
ウイグル族までいくと宗教はイスラム教だし、顔立ちもエキゾチックになってくるし、そんな部族の公主まで妃にしてたなんて清の後宮ってすごいですね。
妃の位もすっかり頭に入ってしまいました。
答応→常在→貴人→嬪→妃→貴妃→皇貴妃→皇后
「瓔珞」で陛下が瓔珞に最下位の答応の位を与えようとして、皇太后が「それでは低すぎる。貴人がいい」ととりなして貴人にする場面が出てきます。貴人でようやく一人前の妃と見なされてたんですね。
「瓔珞」では悪役の妃が「如懿伝」では良い役になってるのも面白いです。なんていったって主役が真逆ですから。
「如懿伝」の主役→嫻妃(かんひ)。ラスボス→令妃。
「瓔珞」の主役→令妃。ラスボス→嫻妃。
どちらを主役にするかでここまで人物像が変わってくる!?と思うくらい正反対。それはいいとしてもラスボスは主役と同等なくらい魅力的な女優さんに演じてもらいたいという不満が。
というのも「如懿伝」の令妃役の女優さんが平均的な容姿で魅力に乏しいのがちょっとでして。もっと個性的で魅力的な女優さんに演じてもらいたかったです。もう一人の悪役、嘉妃役の女優さんなんてそりゃ美人だったのに。はっきり言って令妃と他の妃達が並ぶとどれが令妃か判らない。それくらい個性がない。その点「瓔珞」ではラスボス嫻妃を個性的な女優さんが演じてて好感持てました。
妃嬪達の悲哀がテーマな感じの「如懿伝」ですが、皇后としてずっと耐え忍んでる嫻妃もここまでポーカーフェイスです。嫻妃は行幸中に髪を切って皇后を廃されると言う悲劇の妃ですが、ドラマではどんな風に描かれるんでしょうね。続きを見ます。