刀法クラスの稽古コンセプト
・真剣を使う事は何年たってもすすめません。
真剣は逆にもたなくても、居合刀(模擬刀)で大丈夫です。
理由・・◎持つ理由が、その強い根拠、必然性があいまい。
①価格が高いので(なんでもいいというわけにはいかず)
持ちたい方はどうぞという姿勢です。
②刀をきちんと扱う事が出来ればO.K.ですが
錆を招じさせたり、刀を摩耗させたり等(研ぎ等)
刀を余計に消耗させる。(当会というより私個人の見解)
③居合刀(模擬刀)でなんら不自由ない。
④刀は後世に伝え残すものである。②に同じ。
⑤高段者は真剣で居合稽古をという決まりなど実際はないこと。
(各団体、道場としての規則はありますが、普遍的にという事)
⑥モノの扱い方ができない人に刀を扱う資格はないと思うこと。
⑥は非常に重要視しています。当会はですが、
モノを扱うというのは、『大切にあつかうということです。』
大切にというのは、簡単に書きますが
実際、モノを扱うことにおいて
大切にというのは難しいと思います。
その理由は、
大切に扱う教育(学校の教育や口先だけの教育ではなく)
身をもって(感覚やムスビとして)教えてくれたという
エクスペリメントが欠如しているからです。
教えてもらうということなく
なんとなく言葉・知識の理解、または視覚情報だけで
"大事に扱う"ということでは
実際に扱った結果が違う、効果が違うからです。
ここは茶道でも教えられていません
17才~表千家、煎茶道の稽古(家元稽古も経験)をしてまいりましたが
言葉や稽古内での、大事に大切に茶器を扱いなさいと
教えられていますが
では、それは実際どういうことなのですか?
という答えは教えていただけません。
ここを教えるのが私は本当の指導?
だと個人的には思っていて、それを結構重要視しています。