居合刀や真剣、木剣をふるというのは
人間にとっては
異物を持ち、自分以外のモノを扱うということです。
常識としてはそうですが
茶道では
「わび・さび・むすび」という言葉を私は
よく使いますが
刀もこの茶器を扱う「むすび」と全く同じ理屈であるといえます。
・刀は手で振ってはいけない
・手だけで素振りをするんじゃないよ。
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
手じゃないとどこで振るのでしょうか?
答えとしては= 全身です。
つまり統一体
自分の手足と同じように扱うようにということです。
では言葉じゃなくて
それにはどういうふうにしたら可能なのか。
練習に、習得にどれだけかかるのか。
その答えとしては、
一般的な技の習得のような時間は必要ないといえます。
どうしてかというと
意識操作(氣の技)だからです。
意識操作というのは、
ある意識で身体を操作していくことです。
手で振るというのは、
人間としての力の入れ方、使い方をしているにすぎません。
その対極としての刀の振り方は
人間を捨てれば、その動きを手に入れればできます。
人間を捨てるというのは、ちょっと語弊があるので
言い換えると
四足動物としての身体使いをすればいいということです。
簡単ですね。
難しいと思う方は
その道の先生に聞けば教えてくれるはずです。
ヒントをくれるはずです。
その道の先生はどこにいるかというと
むすびを教えてくれるところです。
それが分かったので
私は所属していた居合道連盟をはなれて
刀一会という居合道&護身教室を開いているわけ
ブログで書けるのはここまでです。