レディース鍼灸さいとう

豊橋市浜道町 女性・小児専門鍼灸院

がんと共に生きる

2020年11月11日 | ホスピス・緩和ケア


みなさん こんばんは

愛知県豊橋市にある

レディース鍼灸さいとうです

日に日に寒さが増してきましたが

体調はいかがでしょうか



10月4日(日)~10月10日(土)は

世界ホスピス緩和ケアデーを

最終日とし

「ホスピス緩和ケア週間」

となっていました

世界各国のホスピスに関わる

医療施設や団体が

ポスターの掲示及び

セミナー実施などを通して

緩和ケアの普及啓発活動に

取り組んでいます

みなさんはホスピス緩和ケアと聞くと

どのようなイメージをお持ちですか


WHO(世界保健機構)は

「緩和ケアとは
生命を脅かす疾患による問題に
直面している患者とその家族に対して
疾患の早期より
痛み 身体的問題 心理社会的問題 スピリチュアル
な問題に関してきちんとした評価をおこない
それが障害とならないように
予防したり対処したりすることで
クオリティー・オブ・ライフを
改善するためのアプローチである」

と定義しています

緩和ケアは

よりその人らしく

毎日を過ごせるためにも

最後ではなく

最初に相談にいくところだと

思います



2020.10.31中日新聞でも掲載された

国立がん研究センターが実施した遺族調査では

亡くなるまでの1ヶ月間に患者が痛みを感じた

という方が全体の約4割を占めています

その中でも

痛みが少なかったのは

適切な痛みに対応ができている

可能性のある

緩和ケア病棟での治療でした

モルヒネを投与すると

・中毒になる
・寿命が縮まる

という誤った認識があります

しかし

モルヒネは正しく投与される限り

・危険はなく痛みなく快適に過ごせる
・痛みを訴える患者さんに投与する限り中毒にならない

というのが真実です



これを機に

緩和ケアがどういったものなのか

再認識していただきたいですし

今後どのような医療を受けたいのか

考える際にホスピス緩和ケアを

思い出していただきたいです



私たち鍼灸師も

患者さんの苦痛や不安に

向き合い 寄り添いながら

治療をおこなっています

これからも

一人一人に寄り添い

支えられる治療を目指して

いきたいと思います


最後に動画をご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

生理痛・不妊症・逆子・更年期障害

夜泣き・仮性近視・起立性調節障害など

女性・小児専門鍼灸院

レディース鍼灸さいとう

豊橋市浜道町字浜道85-1

Tel:0532-29-9505

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 


「触れる」というコミュニケーションのちから

2018年09月14日 | ホスピス・緩和ケア
みなさん こんばんは

愛知県豊橋市にある

レディース鍼灸さいとうです

平成30年9月9日(日)に

名古屋市で

一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会主催

“触れる”というコミュ二ケーション

学術大会に参加してきました

当日は

あいにくの雨模様でしたが

たくさんの方が集まり

終始真剣に講演を聞かれていました



講師は

平成のマザーテレサと呼ばれている

「石垣靖子先生」でした

石垣靖子先生は

長年 

看護師として

患者さんと直接関われる

臨床現場を望み

癌にかかられた方や

そのご家族などに

寄り添い続けてきた

とても素敵な先生です

「普段着でのホスピスケア」をめざし

患者さんにより近く

支えながらともに歩める

医療者として活躍されてきました

患者さんの「病気」ではなく

ひとりの人として歩んできた

「いのちの物語」を大切にし

その人が生きてきた

物語(人生)を見つめ

最期の時まで

その人らしく過ごせるケアを

されてきた方です


さて 

今回の学術大会の講演で

現在機械化が進むことにより

人との

コミュ二ケーションをとる方法は

主にスマホであり

同じ空間にいても

話を交わすことは少なくなっている

医療でも同じように

患者さんの体を診ることよりも

データにとらわれてしまっている

データは情報のひとつであり

人をみなければならない

というお話がありました

また

石垣先生は講演会の中で

人はコミュ二ケーションで

人間の温かさを交換する

人間が持っている本能を

発揮しなければならない

ともおっしゃっていました

わたしたち

鍼灸師も症状だけにとらわれずに

人を診て患者さんは

何を訴え何を求めているのか

同じ方向を向いて

治療出来ているだろうかと

改めて考える機会となりました

これからも

追求し続けていきたいと思います