こちらは先日納車され20日より運用開始された南但消防本部 養父消防署 養父11ポンプ車です。
全貌はこのような感じ
メッキ多量でカッコイイです。
顔です。車体は現行デュトロを採用。
キャビンはハイルーフです。
まずは、なんといってもこのメッキ!
カッコイイ!(理由は伏せておきます
車両右側面を見てみましょう。
The長野ポンプ感
シャッター内はこのような感じです。
運用開始前とあって少しだけ資機材は少ないですが、ほぼほぼは揃っている模様。
ポンプ
この車両はCAFSに加えてフォレックスパンというCAFSよりも浸透した泡放水が可能な機能を持っています
フォレックスパン採用他車両:朝来10 朝来11
CAFS採用他車両:養父10 新養父11 養父12 朝来10 朝来11 朝来12
分岐
南但消防本部では平成31年度更新の朝来10、12より双方から吸管を取る事ができるサイドプルタイプ吸管を採用しています。
隊員さんからも好評のようで、本来なら両側に1本ずつ2本の積載をする所を1本にする事ができるので、その分多くの資機材を積載する事が可能となり、より多種多様な事案に対応できる。ということでした。
ホースバック
同車両には50mmホースを10本収納したホースバックを2本 65mmホースを10本収納したホースバックを1本積載しています。
では、後方を。
シャッター内はこのような感じ。
電動ホースカーが収納されています。
このホースカーはアルミで出来ており鉄製に比べ軽量化がなされていますが、総重量は100kg程あるため電動化することにより、ホース延長する隊員の体力温存の助けとなっています。また、ホースカー上部に巻ホースや資機材を積載する事が可能で、さまざまな用途に使用することができます。
また車両上部には3連梯子+鍵付き梯子を積載しています。それらは手動にて手元まで降りてきます。朝来10は電動だったっけ、違ったっけアヤフヤです🙇♀️
車両後部斜めよりシャッター全開
後ろから見てもカッコイイ造りしてます。
では、車両左側面を見てみましょう。
と言いつつ放水資機材があったりします😊
発電機
では、次に車内を。
3名運用ですが、空気呼吸器は3器あります(隊長も機関員も装着する?)
サイレンアンプと10連スイッチ
共に大阪サイレン製です。
10連スイッチをよく見るとイエルプボタンが、、隊員さんに使うんですか?と聞いてみた所、
「使わなさそうに見えて結構使うんだわ、最近の車は気密性とかでサイレン聞こえにくいから音変えたり音量デカくしないと道譲ってくれんのやわ」と仰いました。
実際交差点進入の際には 通常サイレン(ウー)に加えてイエルプサイレン+モーターサイレンそして肉声のマイクを活用しているそうです。
音を大きくしすぎると消防署の近隣住民から苦情が来るし、小さすぎると止まったり譲ったりしてくれない。難しい問題ですね。
赤色灯です。昼間の出動も考えて回転灯とLED灯のハイブリッドです
またこの車両は南但消防本部で揃えられているゴツゴツしたNANTANの文字のシャッターデザインが一部改良された1番目の車両です。
特に変わったところはありませんが、文字を黒ふちを取ったらしく、文字がより見やすくなったように思えます。
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では、同車両の先代車両を紹介します。
今回 更新された現(旧)養父11です。
車両情報
2003年製
艤装:モリタ 機能:900L水槽 照明装着
資機材:ホースカーなど消火資機材
サイレンアンプ:パトライト社 SAP-500
ドクターヘリ支援や救急支援など養父消防署管内の消防車では1番動いた車両で、近頃は養父10の走行距離を伸ばすため養父10を救急支援事案へ出動させ養父11は火災などの事案のみに出動させるという体制を取ったりもしていました。更新も伸びて伸びてでやっと来たわ。と隊員さん。私自身としても貴重な高床キャンターが引退されるのは悲しいですが、新養父11が養父市を駆け回りひとつでも多くの命を救うために頑張って頂けることを信じています。
新旧養父11のツーショット。
では、最後に同車両の写真を、連発して終わりにします
今回の投稿は以上です。
次回もお楽しみに👋