goo blog サービス終了のお知らせ 

これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

使命感・情熱・理念が乏しい人々が鳩山政治をやっている、日米対等・地位協定改定はどうした!

2009-11-18 | 政治・経済

地位協定の改定はどうした!
  話にならない首相や閣僚の勝手ばらばらな発言、まさに“背信行為”である。外交については鳩山内閣がぶれが目立ち過ぎる。基地移転問題だけでない、米兵による交通事故は、国民の生命と財産、権利を守る司法の問題においてもである。
 民主党はマニフェストで「緊密で対等な日米関係を築く」「日米地位協定を改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。」と掲げている。
  ところが、
11月7日に読谷村で起きた米兵によるひき逃げ死亡事件で日米地位協定や日米合意にある「起訴前の身柄引き渡し要求」の可否で首相、外相、官房長官の意見が割れた。普天間移設問題に次いで今度も米国や米軍が絡む日米地位協定の運用、解釈をめぐる閣内「不一致」である。
  この事件でも日米地位協定17条の問題が出たが、米軍犯罪では米側が犯人の身柄を拘束した場合、殺人、婦女暴行などの凶悪事件では「起訴前」でも米側の「好意的考慮」で身柄引き渡しは可能だ。
   今回の読谷のケースはひき逃げ死亡「事件」にもかかわらず閣僚の発言はいい加減極まりない。「木にぶつかった」という米兵の説明を真に受けたのか、平野官房長官は11月10日、事件を「起訴前の引き渡しの概念には入ってこない気がする」と述べた。岡田外相は「拘束というが私は犯罪事実も特定されていないとの理解だ」と発言した。
 犯人の米兵が所属する米軍の司令官は「身柄を要求された際には前向きに対応したい」と、訪問した読谷村の安田慶造村長に答えている。事件が紛れもなく「凶悪犯罪」との認識があったのだろう。安田村長は「悪質極まりない。米軍はどれだけ県民の人権、幸せ、生命までを奪えば気が済むのか」と米司令官に抗議している。
  被害者が「死亡」したが、事故にあった当時、被害者は生きていたのかどうか、米兵は飲酒運転をしていなかったか、身柄を確保しなければ証拠隠滅の可能性もある。 
 官房長官、外相ともに日米地位協定を見直すことを公約にした政党の議員でなかったか。鳩山内閣の閣僚と現地の認識の落差が目立つ。事の重大性に目をつぶっているのではないか、逃げているのではないかとさえ感じる。

相手の歓心を得るため勝手ばらばらな発言と首相の“背信”
  鳩山首相は11月16日午前、首相公邸前で記者団の質問に答え、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会について、「当然、すべての前提というものを置かない」と述べ、改めて2006年5月に日米が合意した現行計画を前提としない考えを示した。首相は「日米合意を基にすべてを決めるという話であれば、議論する必要がなくなりますから」と語った。 
  岡田外相は11月16日昼、那覇市内で記者会見し、「米軍再編の日米合意がある中で、白紙に戻して議論すれば、普天間返還も白紙に戻る。政府で合意した以上、ある程度前提にせざるを得ない」と述べた。また、外相は16日午前、普天間飛行場と嘉手納基地を視察し、地元首長と意見交換を行った。宮城嘉手納町長は、外相が普天間飛行場の嘉手納基地への統合を模索していることについて、「現状でも嘉手納基地の負担は増加している。とてものめない」と反対する考えを表明。外相は「統合案は騒音レベルが今以下になることが大前提で、そうでなければ案にならない。現状の嘉手納の負担を軽減した場合にどうなるかを検証してみたい」と理解を求めた。
  わざわざ沖縄県の視察に出向いたが、外相の考えは基地の県内移設賛成派、反対派の双方から反対された。当たり前である。普天間飛行場を嘉手納基地に統合した場合、騒音が「今のレベルより下がる」ことがありえようか。このような奇想天外なことがどうして口から出るのか全く理解出来ない。
     
民主党は外交・安保の政策がない!
   
日米の作業部会を前に慌てて視察、しかも外から基地を眺めた
       だけだから基地の中の実態はつかめない。  
    ”形”だけの慌てた視察を”泥縄”という!

                          

  成田空港や羽田空港の近くに行けば航空機騒音のひどさが分かる。外相は軍事知識がないから回転翼機と固定翼機を同一の基地で運用する技術的な問題は理解できないだろうが、2つの航空機の基地を一つにして騒音レベルを“現状以下”にする方法があるとでも考えているのだろうか。この人物のいう“検証”とはなにか、単なる時間稼ぎの小細工に過ぎないのではないかとさえ感じられる。
 米軍基地の移転、米兵の交通事故について米国がらみの懸案について、首相の“背信行為”だけでなく、外相、防衛相、官房長官は、それぞれが勝手気侭に発言している。
経済産業相のGDP発言も責任重大だ。重要な情報がいとも簡単に漏洩する体質は前々から懸念していたが、それが現実に起こった。
  政治資金の問題について問われたとき「育ちがいよかったので管理がずさんだった・・・・。」と首相は答えた。相手の歓心を得るため言わなくてもいいことを口にして迎合する体質は、鳩山首相、直嶋大臣に共通している。この体質は防衛相、岡田外相にも透けて見える。鳩山政権に外交・安全保障についての政策が欠落し、迎合体質の人物が政権を取ったが、日米安保の持つ意味の重大性を知り、アメリカの恫喝や揺さぶりに右往左往しているのが実態のようだ。そのため
政権の足元がいつもぐらついて定まらない。

使命感・情熱・理念が乏しい人々が政治をやっている、気づいてみたら一人ぼっち
  民主党は1億2700万人という中途半端な大きさの国内で、いかに“票”を集めるかという事しか思惟の対象としてこなかった。井戸の中のかわずに安住してきたのだ。2世議員の福田康夫首相は政治家になるつもりはなかったと聞く。鳩山首相も最近来日した中国の王か瑞氏に「(小沢氏を首相にしようと努力してきたが)結果として首相になってしまった」と語ったそうだが、使命感・情熱・理念が乏しい人々が政治を担っている。鳩山首相には、国を何とかしたいという情熱を感じない。オバマ大統領の演説には「米国をこう変えたい」という情熱がにじみ出ている。国を何とかしたいと思う人物こそが政治を担うべきだ。
  アフガニスタンの復興支援は、資金提供のみ、外国からは「再びATMに成り下がった」とバカにされている。沖縄の基地移設問題も来年1月の市長選まで時間稼ぎとなればアメリカは日本を相手にしないだろう。直嶋大臣がGDPの数値がよくなったと喜々としゃべったが、これは自公政権の経済政策の結果であり、鳩山不景気、デフレが現実化すれば日本の影響力は低下し
米中の間に埋没する。
  経済が低迷すれば空疎な友愛外交、東アジア共同体、核廃絶の訴えは空念仏となる。鳩山政権がやることは、どうやら世界の常識とはズレているようだ。“これでいいのだ”と思っていれば、「気が付けば一人ぼっち」になりかねない。



最新の画像もっと見る