凱旋門を後にしてからの続きです。 それでは、どうぞ!
凱旋門を後にして、シャンゼリゼ通りを歩いて行く事にしました。
数分間、歩いていると、二人から、
「ちょっと、休みたい。コーヒーでも飲みたい。」
というリクエストにお答えして、シャンゼリゼ通りの歩道のカフェに入りました。
カフェでコーヒーを三つ注文して、静かに飲んでいると、またもや、見知らぬ老婆が私たちの前にやってきました。老婆は、移民の嘆きみたいな事を、ダンボールの紙に書き、それを観光客に示し、いくらかの小銭を寄付名目でせびるのを生業にしているみたいでした。
朝の老婆とやっている事は一緒なんですね。私は。少しのお金でいいのなら、渡しても構わないと思っていたのですが、そこへ、
パリの市警の団体の結婚式の2次会みたいなバスが突然とカフェに乗り付けてきたのです。
制服姿で、かなり酔っ払っているみたいでした。彼らは、花嫁を引き連れ、新婚の旦那さんに、盛んに囃し立て、カフェの中に入っていきました。
最後に入って行こうとした、若い警察官が、歩道のカフェにいる私たちと、物乞いしている老婆を見つけて、ダンボール紙に書いている、何がしらかのフランス語を読み、激しく老婆に詰め寄り、私たちの方に向かって、ダンボール紙を取り上げ、縦半分に、ダンボール紙をゆっくりと引き裂きました。
(これが、私の、旅の不思議な経験です。私が西洋の国を旅行していると、必ず、書類であるとか、フランスの場合、ダンボール紙ね。それを、私の方に向かって、ゆっくりと紙を引き裂くのです。この場合、老婆に向かって引き裂くべきなのですが、私の目を見ながらゆっくりと引き裂きました。オーストラリアの時もそうでした。ゆっくりと、本当にゆっくりと紙を縦に引き裂くのです。引き裂いている本人は、薄笑いを浮かべて、私の目を見ながら引き裂くのです。これには、何か訳でもあるのでしょうか?
同じ経験をした方がおられるのであれば、ご連絡下さい。不気味な薄笑いを浮かべて、用紙であるとか、ダンボール紙であるとか、私の方に向かって笑いながら縦に引き裂くのです。気持ち悪い旅の経験の一つです。何か理由があるのであれば、知りたいのです。)
老婆は、朝の老婆と同じように、何がしらかの捨てゼリフを言ってまたもや、シャンゼリゼ通りを逃げるように歩いて遠ざかって行きました。
観光に力を入れているパリの市警が観光客相手に物乞いをしてくる人達を、観光客から追い払うのは、当然と言えば当然なのでしょうが、なにがしらかの不安を感じて速めにカフェをでました。ちょっと神経質かもしれませんが、そのくらい用心していたほうが良いと思いました。帰りは、地下鉄に乗って帰りたいと、同行の奥さんが言ったので、私達は地下鉄を探す事にしました。20分ほど迷ったあげく地下鉄の駅を見つけ出しました。この時は同行の奥さんが頑張ってくれました。この奥さんは、海外旅行に行く事が趣味で旅先では必ず地下鉄に乗るのだそうです。私は、外国で地下鉄に乗った事がないので、と言うよりあまり海外旅行に行った事も無いほうなので、奥さんにお任せしました。パリの地下鉄は、福岡の地下鉄に比べて狭いという印象がありますね。この後に行く、ロンドン、ニューヨーク、弟の結婚式で行った東京もそうですけれど、少し狭くてコンパクトに作られています。福岡の地下鉄が広いのでしょうね。地下鉄の歴史が長いヨーロッパでは、そのたたずまいが、非常によく使い込まれていて、コンパクトな作りと歴史のなかで培われた心地よさがあり、非常に良い印象でした。列車は近代化されており、座席は小さいのです。私は、観光施設を見るより、人々が日頃の生活の中で慣れ親しんでいる、地下鉄であったり、橋であったり、歩道の敷石であったり、そんな、小さな事が、何百年と使われ続けているのだろうか?と旅行中に考えたりする事が好きなのです。
私たちの自由時間の観光は、夕暮れ時に地下鉄に乗ってホテルに着き終わりました。
・・・・・つづく
凱旋門を後にして、シャンゼリゼ通りを歩いて行く事にしました。
数分間、歩いていると、二人から、
「ちょっと、休みたい。コーヒーでも飲みたい。」
というリクエストにお答えして、シャンゼリゼ通りの歩道のカフェに入りました。
カフェでコーヒーを三つ注文して、静かに飲んでいると、またもや、見知らぬ老婆が私たちの前にやってきました。老婆は、移民の嘆きみたいな事を、ダンボールの紙に書き、それを観光客に示し、いくらかの小銭を寄付名目でせびるのを生業にしているみたいでした。
朝の老婆とやっている事は一緒なんですね。私は。少しのお金でいいのなら、渡しても構わないと思っていたのですが、そこへ、
パリの市警の団体の結婚式の2次会みたいなバスが突然とカフェに乗り付けてきたのです。
制服姿で、かなり酔っ払っているみたいでした。彼らは、花嫁を引き連れ、新婚の旦那さんに、盛んに囃し立て、カフェの中に入っていきました。
最後に入って行こうとした、若い警察官が、歩道のカフェにいる私たちと、物乞いしている老婆を見つけて、ダンボール紙に書いている、何がしらかのフランス語を読み、激しく老婆に詰め寄り、私たちの方に向かって、ダンボール紙を取り上げ、縦半分に、ダンボール紙をゆっくりと引き裂きました。
(これが、私の、旅の不思議な経験です。私が西洋の国を旅行していると、必ず、書類であるとか、フランスの場合、ダンボール紙ね。それを、私の方に向かって、ゆっくりと紙を引き裂くのです。この場合、老婆に向かって引き裂くべきなのですが、私の目を見ながらゆっくりと引き裂きました。オーストラリアの時もそうでした。ゆっくりと、本当にゆっくりと紙を縦に引き裂くのです。引き裂いている本人は、薄笑いを浮かべて、私の目を見ながら引き裂くのです。これには、何か訳でもあるのでしょうか?
同じ経験をした方がおられるのであれば、ご連絡下さい。不気味な薄笑いを浮かべて、用紙であるとか、ダンボール紙であるとか、私の方に向かって笑いながら縦に引き裂くのです。気持ち悪い旅の経験の一つです。何か理由があるのであれば、知りたいのです。)
老婆は、朝の老婆と同じように、何がしらかの捨てゼリフを言ってまたもや、シャンゼリゼ通りを逃げるように歩いて遠ざかって行きました。
観光に力を入れているパリの市警が観光客相手に物乞いをしてくる人達を、観光客から追い払うのは、当然と言えば当然なのでしょうが、なにがしらかの不安を感じて速めにカフェをでました。ちょっと神経質かもしれませんが、そのくらい用心していたほうが良いと思いました。帰りは、地下鉄に乗って帰りたいと、同行の奥さんが言ったので、私達は地下鉄を探す事にしました。20分ほど迷ったあげく地下鉄の駅を見つけ出しました。この時は同行の奥さんが頑張ってくれました。この奥さんは、海外旅行に行く事が趣味で旅先では必ず地下鉄に乗るのだそうです。私は、外国で地下鉄に乗った事がないので、と言うよりあまり海外旅行に行った事も無いほうなので、奥さんにお任せしました。パリの地下鉄は、福岡の地下鉄に比べて狭いという印象がありますね。この後に行く、ロンドン、ニューヨーク、弟の結婚式で行った東京もそうですけれど、少し狭くてコンパクトに作られています。福岡の地下鉄が広いのでしょうね。地下鉄の歴史が長いヨーロッパでは、そのたたずまいが、非常によく使い込まれていて、コンパクトな作りと歴史のなかで培われた心地よさがあり、非常に良い印象でした。列車は近代化されており、座席は小さいのです。私は、観光施設を見るより、人々が日頃の生活の中で慣れ親しんでいる、地下鉄であったり、橋であったり、歩道の敷石であったり、そんな、小さな事が、何百年と使われ続けているのだろうか?と旅行中に考えたりする事が好きなのです。
私たちの自由時間の観光は、夕暮れ時に地下鉄に乗ってホテルに着き終わりました。
・・・・・つづく
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