登記は夫婦二人の連名だったので、土地と家の権利を譲渡する手続きをしなければなりません。
家を手放すことを決めたからにはさっさと終わらせたい、信仰生活に差し障りがないようにしたいと思いました。
司法書士が配信しているYouTubeを参考に見よう見まねで登記移転書類を作成し、会社を休んで法務局へ申請に行きました。
ど素人が作成した書類です。書類は当然いくつか不備が有りました。
しかし何故か不備書類は即座に解消されることになりました。
その場ですぐに裏技的なアドバイスもらえ、指示に従い書類を作成することができたのです。
更に、固定資産税にかかる不足書類があると言われました。
あー、やっぱりもう一度会社を休んで再度出向かないとならないのかと落胆したのですが、実は目と鼻の先に市役所の出張所があって、そこで不足書類があっさり調達できたのです。
法務局の窓口の方はとても親切で機転を利かせてくれて、あれよあれよと審査が進み、あっという間に登記手続きを終えることができました。
結局その日一日だけで登記移転手続きを完了することができました。
このように奇跡的にとんとん拍子に物事が進んだのは神様の力が働いたのだと確信し、私は家を手放して良かったと思いました。
申請から1週間後、登記の移転が完了しました。
夫はこんなに早く移転できるとは考えてなかったのでしょう。
彼の態度は軟化し始め、それまでメールで攻撃的な言葉を浴びせてきたのですが、それも影を潜めました。
つづきます。
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