岩手へ出かける前にグーグルマップで転車台の位置を確認していたのですが、
なにやら撤去間近と思える不穏な写真になっていました。(2012/6/1現在)
転車台に繋がる線路は撤去されピットを跨ぐように道路が設置されています。
そして上側には何やら構造物が作られているではないですか!
→2022/06/26追記 マップ更新のためこの姿は見られなくなりました。
しかし現地入りしてその謎は解けました。
謎の構造物は新設された機関庫のようです。新幹線ホームの端っこからの様子です。
線路も復元されており、ピットの上にあった道路も消えています。
しかし、以前は2本接続していた線路が1本に減ってしまったのは残念です。
撮影場所は駅の東西をつなぐ道路の踏切です。踏切といっても本線ではないので列車は滅多に来ませんが、この日はSL運行日だったためか警備員の方が複数いました。
この転車台は上路式の3点支持型です。ロック機構は上ノック式。
従来のバランスト形の改良形式であるでて20-1です。
桁が矩形で牽引車(操作室)に車輪が付いていないのが3点支持型の特徴です。
操作室付近をアップで。右側に見えるタンクは大友式牽引装置用でしょうか?
しかし牽引装置本体が見えませんでした。ホース掛けも見当たりませんね。
SLイーハトーブいわて物語号の到着後、翌週の運行に備えて転向します。
踏切の横にロープが張られました。入換用の線路も封鎖されています。
19時ちょい前にD51が機関庫に姿を現しました。
ヤグラの形状も独特です。補強部が筋交いではなく平行な梁になっています。
ヘッドライトの光が高架下の壁を照らしています。
日没前後なのでISO感度を上げて何とか撮影しました。
転向後は目の前の単線機関庫に入るのかと思いきや、通り過ぎて大きな機関庫の方へ移動しました。このあと単線機関庫の電気は消してしまいました。使用しないのかな
転車台も再び180度回して元の状態に戻すのかと思いきやそのままです。
参考までに2011年以前の様子。
機関庫ができる前は2本の線路が接続していました。
といっても奥側の線路には枕木が置かれているため使用していなかったようです。
一旦停止の標識の位置が今と違う場所にあります。
踏切の先はどちらの線路にも車輪止めがしてありますね。
線路配置は寂しくなってしまいましたが、今後もSL出張時の拠点として使用されるのではないかと思います。今度はもう少し明るい時に転向を見たいです。
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