2023/12/29追記
駅高架化工事のため現在は撤去されています。
長崎車両センターにある転車台
残念ながら活躍する姿はこの春で見納めになってしまいます。
長崎線の連続立体交差事業にともない車両基地の移転が行われるためです。
訪問した日は車両基地の探検ツアーが催されており、転車台の転向実演もその一つとなっていました。シーサイドライナー色のキハ220形を載せてくるりと回ります。
この転車台は20m級バランスト型の下路式でレールは直接締結です。
21m級のキハ200系だと車体がはみ出してしまいますね。
手前側の線路は草に埋もれています。ずいぶん使用していないのでしょう
牽引車を望遠で観察してみます。
釧路の転車台と同じタイプでした。偶然なことに色も同じ水色です。
こちらの牽引車は傾斜部に追加されているカバーが特徴的でしょうか。
アミュプラザの駐車場から全体を眺めることが出来ました。
移転先となる早岐の転車台は撤去して新設するそうです。
2014/4/8 追記
2/23に行われた長崎車両センターの公開を見てきました。
この日もシーサイドライナー色のキハ220が載せられていました。
サイドには特製ポスターも掲出されています。
ピット側面に設置されているマクラギに注目してみてください。隣の線路と共有するスタイルになっており、軌間の内側にマクラギとマクラギの境界があります。
線路と線路が密集する転車台だからこそ見られる光景なのでしょう
牽引車のボンネットには後退角が付いてました。近くで見ないと分かりにくい部分です。
桁の側面には牽引車の手回しハンドルを装備。写真中央に写っている黒いリンク機構は、桁のロック用と思われます。施錠装置のレバーが牽引車の中にありましたので。
塗装表記。なんか曲がっております…
製造銘鈑。すて20の文字が読み取れますね。
製造は横河橋梁で昭和10年(1935年)製のようです。
浦上駅付近にあった車両基地が長崎へ移転してきたのがちょうど同年ですので、開業時に設置されたものと思われます。
乗車回転体験も出来るので参加してみました。かなり長蛇の列です…
転車台の車内から会場をみた様子。
回転が始まりました。
ピットの窪みに手動用のテコが1本だけ放置されているのを発見
長いこと使っていない様子ですが、一応備品ですから残っていることを確認できてよかったと思います。こちらは会場入り口側の線路。
枯草の平原だと思っていた場所もこうして上から見るとまだまだ現役ですな
こんな立派な基地が無くなってしまうのは本当に寂しいものです。
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