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現行仕様にアップグレード 169系三鷹色

2022-10-01 19:49:58 | 車両工作(N)

部品が揃ったので三鷹色の整備に入ります。購入時のレビューはこちら

再現を目指す「ホリデー快速ピクニック号・甲州号」は新宿~大月間を9連で運行していたので、169系2本と165系1本で組成する予定です。大月で河口湖行きのピクニック号3連と甲府行きの甲州号6連に分割・併合していました。

今回は169系2本をM1編成とM4編成として整備していきます。

 

まずはアップグレードに使用する各編成の共通部品を用意します。

TNカプラーは運転台側がJC6347(写真は間違えてJC6348を載せている)、中間部は配管付きの7711を使用します。7711は単品のJC6392や45個入り特別企画品の0399と同じ物の個数違いになります。

スカートは169系用のリニューアル品がまだ登場していないので、比較的形状が似ていて分売設定があるPZ6295(115系300番台用)を用意しました。

 

下写真のパーツ類は主に単品の9001 クハ455から拝借しました。

左上の車端部用ステップのみバラし売り(恐らく宮原電車区のもの)を購入しました。

 

ジャンパケーブルやATS車上子が収録されたランナーもクハ455から

下側のジャンパ栓ランナーは455系セット用のバラシ売りになります。

 

まずはスカートを小加工します。PZ6295は乗務員ステップが一体成型なので、455系用の黒いステップを併用して色分けしてみます。(塗装だとすぐに剥げそうなので…)

後ろ側の取り付け穴とステップをカットすれば付けられそうです。

 

TNカプラーにスカートを取り付けた状態で比較してみました。左から

PZ6295改+黒ステップ+JC6347+ジャンパ栓

PZ6295+JC6347+ジャンパ栓

PZ-108+JC0349 (製品の状態) となります。

クリックで拡大

 

ここからは編成別の内容です。まずは動力を入れるM4編成から進めます。

モハ168-15は避雷器がPS16時代の車端部に移設し直されていた変わり種の車輌です。

それを再現するにあたって、国鉄仕様の92449モハ168を用意しました。

これが入手できなかったらM5編成をチョイスしていたと思います。

 

初めは分売されているモハ164-800新製冷房車用の屋根板(PD6096)のデッキ部にベンチレータを追加すればいいかと思っていたんですが、169系のパンタ部はそもそも低屋根じゃないことに気付いてあえなく却下…

 

国鉄仕様の動力はフライホイール化されており、室内もボックスシートなので車体以外を丸々スワップしてしまいます。

三鷹色についていた屋根はPS23を載せてあげることで、避雷器を移設し松本運転所に転属した姿となるので無駄にはなりません。(ボックスシートは別途用意する必要ありますが…)

 

パンタは扱いやすさを重視してPS35DからPS35Bに変更しました。塗装と色差しをしています。

ちなみに避雷器の再移設は三鷹に転属後、PS23を搭載していた頃に実施されているため、PS35Dに換装したことが理由ではなさそうです。(もしそうならM5編成のモハ168-27も移設するはずだし)

再移設の理由をご存知の方がいたらコメント頂けると幸いです。

 

連結面のカプラーを交換し車端部ステップも組み込みましたが、あまり存在感がないですね。

配管付きTNカプラーに対応したトイレタンクは未発売なのでひとまず垂れ流しとします。

 

クハ169とクモハ169も国鉄仕様から下回りをスワップし、ライトユニットやカプラーは先述のパーツ類に交換しました。

 

屋根は165系の流用で冷改車のものがついていたので、こちらも国鉄仕様の元冷房準備車用に交換しました。169系は落成当初から冷房準備車か新製冷房車しかいませんので。

新製冷房車が製品化されたらM3編成やM5編成もお手軽に再現できるようになりますね

真ん中のクーラー脇のベンチレータの位置の違いが分かりやすいです。

それ以外のベンチレータも微妙にずれています。

 

続いてM1編成ですが、こちらはトレーラー編成にするので松本運転改座車の増結セットを用意。

 

シートはブラウン系なので室内灯を入れて気になるようなら塗装します。

下回りの交換とグレードアップ用のパーツの交換、先頭車の屋根交換で完了するのでお手軽です。

 

ホリデー快速のヘッドマークはペンギンモデルのHM10をt0.3のプラ板に貼り、断面はグレーのガンダムマーカーで処理しました。最初はマグネットで固定していましたが、ケースから出し入れするたびに動いてしまうので両面テープ止めに変更しました。

 

クハ169は臨時幕のヘッドマーク無しとすることで大垣夜行などの臨時列車にも対応出来るようにしています。幌枠は薄形の新タイプです。

クリックで拡大

 

ライトの色味はシールドビームなので丁度いいかなと思います。

前面種別表示は肉眼だとけっこう青みが強いのであとでまとめて修正します。

 

グレードアップ前の車両と並べてみました。左がオリジナル、右がアップグレード後です。

ライトユニットの小形化や先頭部の足回りの精密感がアップしていますね。

クリックで拡大

 

前面袖部のジャンパ栓は製品付属のパーツの余白部や取付部をカットしたものです。

塗装後にボディに直接接着しています。気持ちオーバースケールだけど気にしない、、

だいぶ表情が豊かになったと思いますが、どうでしょうか? クリックで拡大

入手できたライトユニットが大目玉用だったので、レンズはストック品をボディに接着しています。この方がプリズム一体より黒目にならなくて実感的だと思います。運行番号表示は銀河モデルのN-506を使用。前面種別表示はストック品のパーツを仮装着しています。Hゴムの塗り分けは大変そうなのでそのままでいいかな

 

モハ168はM1編成とM4編成の違いが再現されました。

ここまでしておけばタイプ品などと揶揄されることもないでしょう。クリックで拡大

M6編成に続く

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