釜石線には宮守川橋梁の他にもう1つめがね橋があります。岩根橋-宮守間の達曽部川橋梁です。
国道283号線が並走しているため上から見下ろす形で確認できました。
この橋は旧岩手軽便鉄道時代のプレートガーダー橋を取り込む形で建設されたそうです。
崖に寄り添う区間のため、新設するのは工期や予算的に難しいと判断されたと思われます。
待避所もコンクリートで出来ています。根元が削られ今にも倒壊しそうな佇まい…
橋のたもとへ下る道がありましたので川岸へ降りてみました。
橋脚部の窓が2つあるのはプレートガーダー時代の橋脚を避けるためなんだそうな。
そういえば宮守川橋梁は中央に1つでしたね。配管もなかった気がするけど何だろう?
天気が良くなってきたので川へ降りてみました。
径間19.2mが4連と9.8mが2連なので全長は100mに満たない模様です。宮守川橋梁と同時期の施工ですが、こうした径間になったのは先ほどの取り込み手法で建設されているためでしょうね。
列車が通過するタイミングで曇天に。橋の全長と同じSL銀河を撮るにはちと長いかもしれません
そういえば単線コンクリートアーチ橋で電化している区間って聞きませんね。
煌びやかなステンレス電車がアーチ橋を走行する光景も時代のギャップを感じられていいかもしれません。
今の時代ならローカル線の電化より蓄電池電車の運用拡大の方が現実的でしょうね。