昨夜、ランは帰って来ませんでした
病院から息子一人で帰ってきました
ランは高濃度酸素室から出られないのです
ランの肺は、ほんの僅かだけ酸素を取り込む隙間が残っています
でも高濃度酸素を続けないことには呼吸ができません
もう治ることはないのですが
先生は何とか残された時間を少しだけでも家で生活できるよう・・・
いろんな薬を調べながら試行錯誤してくださっています
苦しい痛い辛い思いをさせるなら「安楽死」を選んでやる方が・・・
この思いは家族全員一緒です
最後の結論を出すのは飼い主である長男です
2年前に虹の橋を渡った「マロン」の時も
最後の半月は我が家で酸素テントの中で過ごしました
自由の利く大きめのテントで大人しく毎日を送りました
マロンが最後に台所にいたわたしに「さようなら」の挨拶をしに来てくれました
来る時はヨタヨタ歩いてきましたが帰る時はもう歩けませんでした
付き添っていた長男が抱いて部屋に戻りました
そして家族全員に見守られて3分後に長男の腕の中で旅立ちました
ランもどうしても駄目ならせめて僅かでも家で過ごし
虹の橋を渡るその時は長男の腕の中で旅立たせてあげたいのです。
もう一度、家に帰ってきてほしい・・・
「ワン!」と聞かせてほしい・・・
祈りは続きます。
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