動物の肉を花の名前で呼んだそもそもの理由については、日本ではかつて肉食禁忌の思想があり、その中でこれらの肉を食べたい人が肉を花だと言ってごまかすためだったという説が有力。
猪肉を使った「ぼたん鍋」という料理もある。
猪肉を牡丹と呼ぶことについては、「唐獅子牡丹」の「獅子」と「いのしし」の「しし」を掛けたという説もある。
あと、私が思ったのは、「ぼたん」は「豚(ぶた)」と音が似ているので、豚と関係ありそうな気もする。猪を家畜化するために改良したのが豚であり、猪と豚はよく似ている。猪が豚と似ていることから、豚と音が近い牡丹の花を当てたんじゃないかなとも思った。
鶏肉のことを「かしわ」というのも植物の「柏」に由来するのかしらと思って、調べてみた。
「かしわ」はもと日本在来種の鶏の品種(漢字では「黄鶏」と書く)で、羽が柏の葉に似ていることからそう呼ばれるようになったという説がある。転じて鶏肉を指す言葉になった。
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