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天皇制を廃止すべき29の理由

ここでは、天皇制が(現代社会で当たり前の価値観である)人権や法の下の平等といかに矛盾しているか、それによって天皇・皇族が置かれている立場が気の毒だと思うことなどを挙げます。天皇・皇族の人権や自由のなさ、皇室の生活と一般人の生活との乖離の程度は、今の流行語で言えば「半端ない」ものであり、「半端ない」くらい気の毒です。そして、現代も天皇制が存続していることは半端ないくらい時代遅れです。海外の君主制にも共通する問題点や、一部海外の君主制での事例も交えて挙げます。

1.職業選択の自由や居住地選択の自由がない。一応、皇族でもサラリーマンになることや意思による皇族離脱もできるが、皇位継承順位1位の方は皇位を継がなければならず、皇族離脱もできない。サラリーマンになっても皇族である以上公務と関わることはどうしても出てくる。
2:人それぞれ向き不向きがあるが、向き不向きに関わらず天皇・皇族としての務めを果たすことが要求される。天皇の跡継ぎは向き不向きに関わらず出自によって機械的に決まる。
3:職業または趣味として一つのことに打ち込み、極めている人がいるが、皇族はそのような人生を送りたくてもできない。
4.皇室の公務が激務である。国内外遠距離移動が多く、年中出張しているようなものだ。世襲制でどんな職場で、どんな労働条件で働くか選べないのはかわいそう。
5.外では常に護衛とともに行動しなければならず、一人で出歩くことは許されない。
6.スーパーやデパート、飲食店など、一般人が普通に通うような施設に簡単に入れない。そういう場所に行けないとなるとストレス発散ができないのではないか。
7.天皇が病に倒れ危篤になると病状が連日放送される。昭和天皇の場合、吐血の量などがテレビのテロップで連日流された。天皇を継ぐ人として生まれたことによってああいった形で自身の病状をさらされなければならないのはかわいそう。
8.天皇は世襲制であり終身制を基本としているため、父親である先代が亡くなった直後で悲しみに暮れている時であっても天皇という重い立場を背負わなければならない。
9.機会均等に反している。皇位継承順位は出自によって決まり、1位の方は嫌でも皇位を継がなければならないという点、皇族でない方が天皇になることはないという点。天皇と皇太子は皇族離脱ができず、一生選挙権と被選挙権がない立場でいなければならない。
10.生まれ順による育ち方の差とその影響による性格の傾向があるとよく言われるが、皇族の場合それが顕著である。きょうだい間の扱いの違いで嫌な思いをすることもよくある話だが、皇族の場合民間人以上にそれを感じさせられるだろう。天皇の長男は皇太子で、それ以外は基本的に天皇になることはなく、意思による皇族離脱もできるのだから。
11.性別(ジェンダー)による人生の左右も顕著。天皇の長男は跡継ぎでどうしても皇族離脱できないのに対し、皇族の女子は結婚すると必然的に皇族離脱する。また、イギリス王室の男性はだいたい軍歴があるようだが、もし男性王族に軍人となる義務があるのだったらかわいそう。
12.人一倍上品さ、洗練された立ち居振る舞い、また、無私であることが要求される。これは人格権の侵害であり、「皇族らしさ」という特定の人への「らしさ」の押し付けである。
13.堅苦しくかしこまった場面が多すぎる。民間人なら例えばお祝い事で高級レストランのような堅苦しい所は好きじゃないからカジュアルな所を選ぶなど選択の余地があるが、皇族は堅苦しい場面との関わりは避けて通れない。
14.正装しないといけない場面が多い。今年3月下旬に天皇が沖縄を訪問した時暑かったが、そんな中で天皇は野外でスーツ姿だったので、暑い中でもスーツを着ないといけないのはかわいそうだと思った。
15.新嘗祭、大嘗祭の時2時間~4時間正座する。正座といえば罰としてさせられることがあるが、その場合も2時間以内に納まることが多く、また、長時間正座をさせることは体罰に該当し、10分以上でも体罰と考えられることだってある。それなのに、天皇を継ぐ者として生まれたがために罰でもないのに2~4時間も正座しないといけないのはかわいそう。
16.天皇は年末年始がとても忙しい。年末年始は多くの人にとって仕事が休みで楽しい休日気分にひたる時である(家庭の事情で正月行事で忙しいという方もいるが)。そういう時が超多忙で、そうならない道を選べないのはかわいそう。
17.天皇・皇族は言論の自由が事実上制限されている。自分の人生に関する意思を述べただけで憲法違反だと批判されることがある。今年、秋篠宮さまが自身の誕生日に大嘗祭に関する意見を述べたことに対して「踏み込みすぎだ」という批判がある。民間人なら自由に発言できて当たり前なことでも、「思うだけにして口に出して言うべきではない」と批判されるのはかわいそう。
18.天皇と皇太子の結婚には皇室会議での承認が必要で、他の皇族の結婚も天皇の裁可を経るしきたりになっている。誰の許可も必要なく両性の合意のみで結婚できる民間人と違う。
19.国内で大規模な天災が起こると、皇族はしばしば予定していた結婚を延期する。災害の被害にあった国民に対し連帯行動をしなければという義務感を誘う皇族という身分があることが気の毒だ。結婚を延期することで相手に迷惑をかける可能性は大だし、みんなが同じようにどこかで災害があったから結婚は延期なんてやったらきりがない。
20.皇室の子供のしつけは、民間人の平均的な子供のしつけより厳しくなる傾向が強い。昔、乳人制度があった理由の一つとして「厳しいしつけをするため」とも言われている。特に、「帝王学」、「帝王教育」という言葉があるように、天皇の跡を継ぐ子には跡継ぎとして(人一倍厳しい)特別な子育てを施すという考え方があるようで、子供がかわいそう。のびのびとした子育てを推奨する思想がある中で…。
21.『ナルちゃん憲法』によると、皇太子は食べ物の好き嫌いをせずのこさず食べるようにしつけられ、しかも、天皇皇后には「皇族たるもの好き嫌いをしてはならない」という考え方があったようで、「嫌いだと思う」ことすら許されないことを意味すると考えると相当かわいそう。それに、人によっては嫌いな物を無理して食べると嘔吐することもあるぐらいつらいことだし、近年は嫌いな物を無理矢理食べさせるのは体罰に当たるとも言われている。
22.悠仁さまは今年夏、槍ヶ岳に登頂したが、これは母の紀子さまに命じられたからだと言われている。あれは普通の人でも怖いだろう。それを皇族という特別な身分ゆえに親が命令してやらせるなんてとてもかわいそう。
23.状況によっては幼くして君主に即位することもある(世界の歴史の中でその例は少なくない)。幼いころから君主という重い立場を背負っていかなければならず、嫌でも君主の身分を降りられないというのは、本人にとってさぞかし理不尽に感じるだろう。
24.親と話す時敬語を使わないといけない?もしそうだったらかわいそう。
25.身内の尊属のことをよその人に話す際、「父」「母」「兄」「姉」「おじ」「おば」「祖父」「祖母」と呼称し、その事柄は普通の言葉または謙譲語を使うのが礼儀だが、皇室ではその民間人ルールが通用せず、自分の親や親戚であっても「天皇陛下」などと呼称し、その事柄には尊敬語を使う(記者会見の場でよく聞く)。そういった極めて特殊な言葉遣いをしなければならない立場の本人は複雑な思いだろう。
26.特別な称号、敬称の存在。メディアにおいて一般人には「さん」を使うが、皇族には「さま」を使う(しかも保守派からは「さま」でもなく「殿下」、「(皇后)陛下」を使うべきだという主張も聞かれる)。学校でも「宮さま」と呼ばれる。イギリスには今でも貴族がいて、貴族には「Mr.」、「Ms.」は使わず貴族の称号を使うことになっている(一応貴族制度に反対の人は貴族にもMr./Ms.を使うことはあり、王族にも「Mr.Charles Phillip Windsor」、「Mrs.Catherine Windsor」のように呼んでいるネット上の記事も見られる)。女性の敬称は未婚、既婚で区別している言語が多いが、近年、女性だけ既婚・未婚で異なる敬称を使うのは差別だとして、統一する動きがある。日本では男女とも「さん」が使えるにも関わらず同輩や目下の人、児童生徒を呼ぶ時に限って男子を「君」、女子を「さん」で区別するのは差別だとして男女とも「さん」で呼ぶ学校現場が増えている。そんな中で皇族の特別な敬称で呼ばれることを思うとかわいそう。天皇が生前退位するにあたっても退位後の称号、敬称を決めなければならないことが壁となり、退位の意
向表明から退位特例法の制定を経て退位の日まで時間がかかった要因の一つである。辞表を提出して辞めるまで2年かかったようなもので、普通はありえない。
27.勲章や褒章などの栄典は功労があった人に与えられるが、皇族は生まれつき付与される。栄典があらかじめ与えられ、それ相応の功労を果たせと言っているようなもので、理不尽だ。

以上、人権問題を中心に挙げましたが、以下は天皇制がもたらす環境への負荷を挙げます。
28.皇室の儀式で環境に負荷がかかる。
29.改元に伴って書類などを再発行、再印刷する必要が生じるものもあり、資源が無駄になり、環境に負荷がかかる。

次の天皇が最後の天皇になるという予測もあります。これが現実となることを祈っています。
悠仁さんの名前には「悠々自適」の「悠」の字が含まれています。天皇制廃止が実現して、悠仁さんには将来一市民の大人として自由な人生を送れるようになってもらえたらいいなと思います。

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コメント一覧

u-sugu
ぷーさん、コメントありがとうございます。

>皇室は税金で動いているため、人権がなく、個人がほぼないのも当然である。

生まれつきそういった立場を背負っていかなければならないシステムは不条理です。そういった身分制度は廃止して共和制になるのが一番だと思います。


>身内を「天皇陛下」と呼ばなくてはならないこと
「さま」の敬称を用いること
は、個人の自由であり、個人を尊重するあなたのような方が、容易に人のプライベートの侵犯するのは、望ましいことではない。

一応、他人と話す時自分の親のことを「父、母」ではなく「お父さん、お母さん」と言う人はいますし、実際、私も改まった会話でなければだいたい「お父さん、お母さん」と言っています。しかし、身内を「天皇陛下」と呼ぶのは特殊すぎて、その特殊な話し方をしなければならないという点が気の毒に思います。総理大臣に置き換えてみれば、父親に総理大臣を持つ方の場合、自分の親である総理大臣のことに言及する際普通に「父」と言うだろうし、「総理大臣である父」と言うことはあっても「○○総理大臣」とは言わないでしょう。


>皇室らしさを押しつけられていることは一切なく、
秋篠宮さまは、よく酒を飲まれる
天皇陛下は、よく親父ギャグを連発する
佳子さまは、コンビニによく行く
承子さまは、ご自身でSNSを更新されておられる
故・寛仁親王は、テレビ『徹子の部屋』に出演した
故・宣仁親王妃喜久子は、テレビ『NHKスペシャル』に出演した
などの具体例もあげられる

100パーセントそうとも言えません。例えば、佳子さまがヒップホップのダンスに打ち込んでいることに対して皇族としてどうかという批判のがあるなど、普通なら何の問題もない趣味を一つやるだけで皇族だからといって悪く見られることがあり、気の毒です。


>貴方は悠仁さまのことを「悠仁さん」と呼ばれているが

ここでは「皇室という身分制度を廃止して普通の人間としての人生を送れるようになってほしい」という願いを込めて、あえてさん付けにしました。
ぷー
・皇室は、日本国民の利益のために、ほぼ一生を以て公務に励む
一方で、
・国民は、各々の税金で、ほぼ一生を以て、皇室の保存に努める
といったように、皇室と日本国民の人権は極めて良いバランスで保たれている。
つまり、皇室は税金で動いているため、人権がなく、個人がほぼないのも当然である。

さらに、
大嘗祭や新嘗祭を行うこと
身内を「天皇陛下」と呼ばなくてはならないこと
「さま」の敬称を用いること
は、個人の自由であり、個人を尊重するあなたのような方が、容易に人のプライベートの侵犯するのは、望ましいことではない。

また、皇室らしさを押しつけられていることは一切なく、
秋篠宮さまは、よく酒を飲まれる
天皇陛下は、よく親父ギャグを連発する
佳子さまは、コンビニによく行く
承子さまは、ご自身でSNSを更新されておられる
故・寛仁親王は、テレビ『徹子の部屋』に出演した
故・宣仁親王妃喜久子は、テレビ『NHKスペシャル』に出演した
などの具体例もあげられる

さらに、22,23はデマであり、公式に認められていない。

婚儀に承認が必要であるは、どの家もほぼ同じで、今となっては定番なものである。
また、これまでに天皇が許可しなかった事例はなく、単なる「儀式的お遊び」にすぎない。

また、皇位継承順位第1位の皇族は、皇位に就かなくてはならないとあるが、皇位継承順位を繰り下げることも可能であり、あなたが仰るような、適任の皇族に立皇嗣していただくことが可能なわけである。

ちなみに、貴方は悠仁さまのことを「悠仁さん」と呼ばれているが、悠仁さまの身位は「親王」であるといった"法的根拠"より、「悠仁親王さん」と呼称すべきである。
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