ある牧師から

ハンドルネームは「司祭」です。

勉強会

2020年06月10日 | 勉強会

昨日は勉強会で、雅歌の7章1~8節を読んできました。




新共同訳 一部修正


帰れ帰れ、シュラムのおとめ、戻って来て、姿を見せておくれ。
マハナイムの踊りをおどるシュラムのおとめに、なぜ、それほど見とれるのか。
気高いおとめよ、サンダルをはいたあなたの足は美しい。
ふっくらとしたももはたくみの手に磨かれた彫り物。
へそは丸い杯、かぐわしい酒に満ちている。
腹はゆりに囲まれた小麦の山。
乳房は二匹の子鹿、双子のかもしか。
首は象牙の塔。
目はバト・ラビムの門の傍らにある、ヘシュボンの二つの池。
鼻はレバノンの塔、ダマスコを見はるかす。
高く起こした頭はカルメルの山。
長い紫の髪、王はその房のとりこになった。
喜びに満ちた愛よ、あなたはなんと美しく楽しいおとめか。
あなたの立ち姿はなつめやし、乳房はその実の房。


ワツフと言われる、「身体においての表現」なのですが、今回は足→もも→へそ→腹→乳房→首→目→鼻→頭→髪と、下から上に上がっていきます。


א  שׁוּבִי שׁוּבִי הַשּׁוּלַמִּית, שׁוּבִי שׁוּבִי וְנֶחֱזֶה-בָּךְ; מַה-תֶּחֱזוּ, בַּשּׁוּלַמִּית, כִּמְחֹלַת הַמַּחֲנָיִם
ב  מַה-יָּפוּ פְעָמַיִךְ בַּנְּעָלִים, בַּת-נָדִיב; חַמּוּקֵי יְרֵכַיִךְ--כְּמוֹ חֲלָאִים, מַעֲשֵׂה יְדֵי אָמָּן
 ג  שָׁרְרֵךְ אַגַּן הַסַּהַר, אַל-יֶחְסַר הַמָּזֶג; בִּטְנֵךְ עֲרֵמַת חִטִּים, סוּגָה בַּשּׁוֹשַׁנִּים
ד  שְׁנֵי שָׁדַיִךְ כִּשְׁנֵי עֳפָרִים, תָּאֳמֵי צְבִיָּה
ה  צַוָּארֵךְ, כְּמִגְדַּל הַשֵּׁן; עֵינַיִךְ בְּרֵכוֹת בְּחֶשְׁבּוֹן, עַל-שַׁעַר בַּת-רַבִּים אַפֵּךְ כְּמִגְדַּל הַלְּבָנוֹן צוֹפֶה פְּנֵי דַמָּשֶׂק
ו  רֹאשֵׁךְ עָלַיִךְ כַּכַּרְמֶל, וְדַלַּת רֹאשֵׁךְ כָּאַרְגָּמָן:  מֶלֶךְ, אָסוּר בָּרְהָטִים
ז  מַה-יָּפִית, וּמַה-נָּעַמְתְּ--אַהֲבָה, בַּתַּעֲנוּגִים
ח  זֹאת קוֹמָתֵךְ דָּמְתָה לְתָמָר, וְשָׁדַיִךְ לְאַשְׁכֹּלוֹת


雅歌は「神が出てこない」と言われますが、ヘブライ語で読むと神に類する言葉がいっぱい出てきます。語呂あわせで他の言葉に置き換わっているだけです。

ギリシャ語訳(70人訳)もあわせて読んでいますが、日本語では地名になってる「マハナイム」は、もともとの言葉である「陣営」となってたりします。

7:1 επιστρεφε επιστρεφε η σουλαμιτις επιστρεφε επιστρεφε και οψομεθα εν σοι τι οψεσθε εν τη σουλαμιτιδι η ερχομενη ως χοροι των παρεμβολων
2 τι ωραιωθησαν διαβηματα σου εν υποδημασιν θυγατερ ναδαβ ρυθμοι μηρων σου ομοιοι ορμισκοις εργω χειρων τεχνιτου
3 ομφαλος σου κρατηρ τορευτος μη υστερουμενος κραμα κοιλια σου θιμωνια σιτου πεφραγμενη εν κρινοις
4 δυο μαστοι σου ως δυο νεβροι διδυμοι δορκαδος
5 τραχηλος σου ως πυργος ελεφαντινος οφθαλμοι σου ως λιμναι εν εσεβων εν πυλαις θυγατρος πολλων μυκτηρ σου ως πυργος του λιβανου σκοπευων προσωπον δαμασκου
6 κεφαλη σου επι σε ως καρμηλος και πλοκιον κεφαλης σου ως πορφυρα βασιλευς δεδεμενος εν παραδρομαις
7 τι ωραιωθης και τι ηδυνθης αγαπη εν τρυφαις σου
8 τουτο μεγεθος σου ωμοιωθη τω φοινικι και οι μαστοι σου τοις βοτρυσιν

そういったことをどう見ていくかは解釈者のあり方になってきます。ですから、雅歌は古代から様々な解釈があります。

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雅歌を読む会

2019年10月09日 | 勉強会

尾張一宮教会へ勉強会に行ってきた。





今回からヘブライ語と合わせて、ギリシャ語訳も読むことにした、

ヘブライ語だけではわからないところがわかって面白かった、

「神が出て来ない」と言われる雅歌であるが、ギリシャ語訳を読むと、実は神が隠れているのがわかったりする。

いや、おもしろかった。

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今日から雅歌

2019年04月23日 | 勉強会

尾張一宮教会で月一で行っているヘブライ語勉強会、今日から雅歌です。



原典で読むとおもしろいですね。

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3月ヘブライ語勉強会

2019年03月22日 | 勉強会

尾張一宮教会へ、ヘブライ語の勉強会に行ってきました。



素敵な建物です。

この日は12章あるコヘレトの最後。



始めた時はどこまで続くかと思いましたが、1年以上かけて終りました。次回から雅歌やります。

続いた理由は、途中からクリスチャントゥデイでコヘレトのコラムを連載させていただいたのがモチベーションになったのだと思います。

で、そんなわけで1年ちょっと前のだいたい同じ時に、テープ止めの二つの冊子を作りました。



中は両方とも手垢と書き込みだらけです。

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2月ヘブライ語学習会

2019年02月20日 | 勉強会

ひと月一回の、尾張一宮教会でのヘブライ語学習会に行ってきました。

一宮駅までは名鉄1本で行けるので便利です。



今回はコヘレトの言葉11章1節から12章2節でした。

原典を読むことで見えてくるものは確かにあります。

それから、暮れに出版された聖書協会共同訳の翻訳はなかなか良いことがわかりました。

コヘレトはあと1回で終了できそうです。

次回は3月19日(火)午後3時から尾張一宮教会でです。

 

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