手作り石鹸の師匠から頂いた草もちです。
写真がうまく撮れなくてゴメンナサイ
これは、すごく貴重な手作りの草もちです。
なぜかって、すごく手がこんでいるからです。
まず、ヨモギは師匠のとっておきの場所で、若芽だけを摘んだヨモギ。
そのヨモギを茹でて、丹念にすり潰し、それを入れてご自宅の餅つき機で作った草もち。
ヨモギの分量が市販より多いから、色は濃いし、草の香りが体中に広がる感じ。
小豆も自家栽培。それを丹念にこしあんにしてある。
市販の晒しあんを煮て、あんこを作ったりは私もしますが、
小豆を栽培して、その豆からあんこを作るってなかなかできることじゃない。
乾燥させた小豆をふやかす茹でる
また煮る
豆をつぶす
それを濾して絞る
砂糖を加えて練る。
それでやっと”こしあん”になるんですもの。
そう考えると、なんとも贅沢な草もちでしょ
鶴岡の方ならご存知でしょうけれど、鶴岡では演劇で有名な山崎先生という方が
いらっしゃいます。師匠はその山崎先生の教え子だったのだそうです。
そちらにも草もちをお持ちになった時、
山崎先生は、「昔なつかしい草もちの味だなぁ。」とおっしゃったそうです。
本物の味、今は巡りあうことが少なくなってきた味。
できれば、この味を教わって自分でも作れるようになったら、
今度は我が子にも伝えていきたいと思います。