【ひだかトレーニングセール】の今年度開催は中止に

ひだか東農業協同組合は２０１１年２月３日（木）、当組合が主催する【ひだかトレーニングセール】について「今年度の開催は中止」と発表した。

当セールは１９９７年からスタートし、軽種馬育成調教センター（浦河、ＢＴＣ）でじっくり乗り込まれた上場馬が主力を占める「仕上がり面に定評のあるセール」として興隆、２０００年には売上総額が８億円を超える好結果を叩き出した。しかし、その後は５億円ラインを行き来する状況が続き、２００８年以降はＨＢＡトレーニングセールや千葉サラブレッドセールの勢いにおされるような形で急落、この２年は２億円規模に落ち込んでいた。

２０１１年度に向けては早い段階から「開催可能な上場頭数が確保できないのでは」という判断もあり、ＨＢＡトレーニングセールとの共催案などいろいろと働きかけをおこなったが、最終的には「今年はＨＢＡトレーニングセールへの協賛という形で協力していきたい」ということで決定した。


写真：２０１０年度ひだかトレーニングセール
⇒当セールの市場結果推移などはこちら

「当セール出身の活躍馬」
G1シンガポールゴールドCを2連覇したエルドラドをはじめ、G2ニュージーランドTを制したサトノプログレス、ヤマカツスズラン、テンザンセイザ、イクスキューズ、ブルーイレヴン、メイショウムネノリなど多数の活躍馬を輩出している。

【２０１１年度のトレーニングセール開催予定】

　■３月２９日（火）
　　九州３月トレーニングセール（２歳）
　　場所：ＪＲＡ宮崎育成牧場
　　主催：鹿児島県軽種馬協会

　■４月２５日（月）
　　ＪＲＡブリーズアップセール（２歳）
　　場所：ＪＲＡ中山競馬場
　　主催：ＪＲＡ日本中央競馬会

　■５月１６日（月）
　　千葉サラブレッドセール（２歳＆１歳）
　　場所：船橋競馬場
　　主催：千葉県両総馬匹農業協同組合

　■５月２４日（火）
　　ＨＢＡトレーニングセール（２歳）
　　場所：ＪＲＡ札幌競馬場
　　主催：ＨＢＡ日高軽種馬農業協同組合

　＜参考＞
　　・サラブレッド競り市場日程２０１１
　　・ひだかトレーニングセール情報ページ

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【優駿スタリオンＳ種牡馬】の２０１１年度種付料と種牡馬展示会について

【優駿スタリオンステーション】（北海道新冠町朝日）の「２０１１年度シーズンのラインアップと種付料」および「種牡馬展示会開催日時」は下記のとおりとなっている。

２０１１年度の新種牡馬としては、G1-ジャパンカップダートなどＧ１競走７勝をあげた【カネヒキリ】、G1-スプリンターズステークスなど重賞４勝をあげた【ローレルゲレイロ】、G2-弥生賞など重賞３勝をあげた【アドマイヤオーラ】、フサイチペガサス産駒【ピサノデイラニ】の４頭が供用される。


写真：新種牡馬カネヒキリ

以下、５０音順に掲載する。

【優駿スタリオンステーションの２０１１年度種牡馬ラインアップ＆種付料】

　【アドマイヤオーラ】　新種牡馬
　父アグネスタキオン　母ビワハイジ（母父Caerleon）
　２０１１年度Ｆｅｅ：３０万円(受胎条件)、５０万円(出生条件)
　競走成績：16戦4勝（重賞3勝、G2-弥生賞など）
　種牡馬成績：2011年より供用開始。初年度産駒は2014年デビュー。
　
　【オンファイア】
　父サンデーサイレンス　母ウンドインハーヘア（母父Alzao）
　２０１１年度Ｆｅｅ：３０万円（受胎条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）
　２０１０年度種付頭数：５０頭（２００９年度：５６頭、２００８年度：１１７頭）
　競走成績：3戦1勝（G3東京スポーツ2歳S3着）。
　種牡馬成績：2007年より供用開始。初年度産駒は2010年デビュー。
　代表産駒：シゲルキョクチョウなど。

　【カネヒキリ】　新種牡馬
　父フジキセキ　母ライフアウトゼア（母父Deputy Minister）
　２０１１年度Ｆｅｅ：６０万円（受胎条件）、８０万円（出生条件）
　競走成績：23戦12勝（重賞9勝、G1-ジャパンCダートなど）
　種牡馬成績：2011年より供用開始。初年度産駒は2014年デビュー。

　【キングヘイロー】
　父ダンシングブレーヴ　母グッバイヘイロー（母父Halo）
　２０１１年度Ｆｅｅ：１５０万円（受胎条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：２００万円（受胎条件）
　２０１０年度種付頭数：９３頭（２００９年度：１０９頭、２００８年度：１２６頭）
　競走成績：27戦6勝（重賞4勝、G1高松宮記念など）。
　種牡馬成績：2001年より供用開始。
　代表産駒：カワカミプリンセス、ローレルゲレイロ、キクノアローなど。

　【クーリンガー】
　父フォーティナイナー　母クールアライヴァル（母父Relaunch）
　２０１１年度Ｆｅｅ：４０万円（受胎条件）、６０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：４０万円（受胎条件）、６０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：９頭（２００９年度：７頭、２００８年度：１１頭）
　競走成績：61戦10勝（重賞5勝、G3マーチＳなど）。
　種牡馬成績：2008年より供用開始。初年度産駒は2011年デビュー。

　【サムライハート】
　父サンデーサイレンス　母エアグルーヴ（母父トニービン）
　２０１１年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）、３０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）、３０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：１２７頭（２００９年度：１１４頭、２００８年度：１０４頭）
　競走成績：5戦3勝（ドンカスターCなど）。
　種牡馬成績：2008年より供用開始。初年度産駒は2011年デビュー。

　【スターリングローズ】
　父アフリート　母コマーズ（母父Danzig）
　２０１１年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）、３０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）、３０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：５３頭（２００９年度：５９頭、２００８年度：６１頭）
　競走成績：40戦14勝（重賞5勝、G1JBCスプリントなど）。
　種牡馬成績：2005年より供用開始。初年度産駒は2008年デビュー。
　代表産駒：サンクスチケット、アラマサローズ、ホクセツロマンなど。

　【ソングオブウインド】
　父エルコンドルパサー　母メモリアルサマー（母父サンデーサイレンス）
　２０１１年度Ｆｅｅ：３０万円（受胎条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）
　２０１０年度種付頭数：５４頭（２００９年度：５６頭、２００８年度：９２頭）
　競走成績：11戦3勝（G1菊花賞レコード勝ちなど）。
　種牡馬成績：2007年より供用開始。初年度産駒は2010年デビュー。
　代表産駒：コスモバタフライ、コットンフィールドなど。

　【テラノフォースワン】
　父Crafty Prospector　母Ligurian（母父オジジアン）
　２０１１年度Ｆｅｅ：１０万円（受胎条件）、２０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：１０万円（受胎条件）、２０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：７頭
　競走成績：15戦2勝（桜草特別など）。
　種牡馬成績：2010年より供用開始。初年度産駒は2013年デビュー。

　【ニューイングランド】
　父サンデーサイレンス　母クラウンフォレスト（母父Chief's Crown）
　２０１１年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）、３０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：２０万円（受胎条件）、３０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：３２頭（２００９年度：３７頭、２００８年度：３５頭）
　競走成績：7戦4勝（STV杯など）。
　種牡馬成績：2002年より供用開始。初年度産駒は2005年デビュー。
　代表産駒：イケドラゴン、レオマイスター、レッドスパークルなど。

　【ハギノハイグレイド】
　父コマンダーインチーフ　母ラシアンパーティ（母父ラシアンルーブル）
　２０１１年度Ｆｅｅ：１０万円（受胎条件）、２０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：１０万円（受胎条件）、２０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：１頭（２００９年度：２頭、２００８年度：３頭）
　競走成績：43戦10勝（重賞3勝、G2東海Sレコード勝ちなど）。
　種牡馬成績：2006年より供用開始。初年度産駒は2009年デビュー。
　代表産駒：マツノハイグレイドなど。

　【パーソナルラッシュ】
　父ワイルドラッシュ　母パーソナリー（母父Alydar）
　２０１１年度Ｆｅｅ：３０万円 （受胎条件）、５０万円（出生条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：３０万円 （受胎条件）、５０万円（出生条件）
　２０１０年度種付頭数：２１頭（２００９年度：３８頭、２００８年度：-頭）
　競走成績：27戦7勝（重賞4勝）
　種牡馬成績：2009年より供用開始。初年度産駒は2012年デビュー。
　⇒本馬の紹介ページへ

　【ピサノデイラニ】　新種牡馬
　父Fusaichi Pegasus　母Tee Kay（母父Gold Meridian）
　２０１１年度Ｆｅｅ：３０万円(受胎条件)、５０万円(出生条件)
　競走成績：16戦4勝（準OP-観月橋Sなど）
　種牡馬成績：2011年より供用開始。初年度産駒は2014年デビュー。

　【ファスリエフ】
　父Nureyev　母Mr.P's Princess（母父Mr.Prospector）
　２０１１年度Ｆｅｅ：１５０万円（受胎条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：１５０万円（受胎条件）
　２０１０年度種付頭数：９８頭（２００９年度：１０１頭、２００８年度：１１４頭）
　競走成績：5戦5勝（全欧2歳牡馬チャンピオン）。
　種牡馬成績：2008年より供用開始。初年度産駒は2011年デビュー。

　【マヤノトップガン】
　父ブライアンズタイム　母アルプミープリーズ（Blushing Groom）
　２０１１年度Ｆｅｅ：１５０万円（受胎条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：１５０万円（受胎条件）
　２０１０年度種付頭数：８６頭（２００９年度：１００頭、２００８年度：１４４頭）
　競走成績：21戦8勝（重賞5勝、1995年度代表馬）。
　種牡馬成績：1998年より供用開始。初年度産駒は2001年デビュー。
　代表産駒：チャクラ、プリサイスマシーン、メイショウトウコンなど。

　【マーベラスサンデー】
　父サンデーサイレンス　母モミジダンサー（母父ヴァイスリーガル）
　２０１１年度Ｆｅｅ：８０万円（受胎条件）
　２０１０年度Ｆｅｅ：１００万円（受胎条件）
　２０１０年度種付頭数：６４頭（２００９年度：５５頭、２００８年度：５８頭）
　競走成績：15戦10勝（重賞6勝、1997年度最優秀古馬）。
　種牡馬成績：1998年より供用開始。初年度産駒は2001年デビュー。
　代表産駒：シルクフェイマス、ネヴァブション、サニーサンデーなど。

　【ローレルゲレイロ】　新種牡馬
　父キングヘイロー　母ビッグテンビー（母父テンビー）
　２０１１年度Ｆｅｅ：３０万円（受胎条件）、５０万円（出生条件）
　競走成績：31戦5勝（重賞4勝、G1-スプリンターズステークスなど）
　種牡馬成績：2011年より供用開始。初年度産駒は2014年デビュー。

「２０１１年度種牡馬展示会」
　開催日：２０１１年２月２１日（月）
　時間：ＡＭ１１：００～
　住所：北海道新冠町朝日２６７－３
　電話：０１４６－４７－３９６６

　＜事務局＞
　　株式会社　優駿
　　住所：北海道新冠郡新冠町北星町２番地１１
　　電話：０１４６－４７－３９６６

　＜繋養先＞
　　優駿スタリオンステーション
　　住所：北海道新冠町朝日２６７－３
　　電話：０１４６－４７－３９６６

　＜参考＞
　　・２０１０年度種牡馬展示会の様子
　　・サラブレッド競り（せり）市場取引価格検索・種牡馬情報検索
　　・【２０１０年度種牡馬展示会】のまとめ（写真＆種付料等）

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ベルモントステークス勝馬【エンパイアメーカー（Empire Maker）】がＪＢＢＡ静内種馬場に到着

２０１１年２月３日（木）午前７時３０分、ベルモントステークス勝馬【エンパイアメーカー（Empire Maker）】 （２０００年生、米国産、父Unbridled、母Toussaud）が、今年度より種牡馬として供用されるＪＢＢＡ静内種馬場（北海道新ひだか町静内田原）に到着した。


写真：到着したエンパイアメーカー（2011/2/3撮影）

到着時の体重は５９１ｋｇ。ＪＢＢＡ静内種馬場の中西信吾場長は「ずっと追い求めていた種牡馬を導入できて非常に嬉しく思っております。検疫・輸送後で若干スッキリした体での到着となりましたが、伸びのある馬体、柔らかい動きを見ると改めて本馬への期待が膨らんできました。父のアンブライドルドは、今後日本においてトレンドとなる系統ですし、牝系も日本に合いそうなので、生産関係者の方々には高い評価をいただけるものと確信しています。」と大きな期待を寄せている。
⇒ＪＢＢＡの本馬紹介ページへ


写真：到着したエンパイアメーカー（2011/2/3撮影）

エンパイアメーカーは、父Unbridled、母Toussaud（母父El Gran Senor）という血統の１１歳牡馬。米G1-フロリダダービーと米G1ウッドメモリアルSを連勝して臨んだ米G1-ケンタッキーダービーではファニーサイドの２着に敗れたが、３冠最終戦の米G1-ベルモントステークスではファニーサイドの３冠を阻んで優勝した。
翌２００４年より生まれ故郷のジャドモントファームで種牡馬入りし、初年度の種付料は１０万ドルだった（１１１頭と種付）。
ちなみに、２０１０年度の種付料は５万ドルだった（１３８頭と種付）。

初年度産駒から、米2歳G1-アルシビアデスSと米G1-ハリウッドスターレットS（レコード勝ち）などを制したCountry Starや、米2歳G2-デモワゼルSを優勝し4歳時に米G1-スピンスターSを制したMushka、米古牝馬G1-パーソナルエンスンS勝ち馬Icon Projectなどを輩出。２年目産駒からは、Pioneerof the Nileが2歳で米G1-キャッシュコールフューチュリティ、3歳時には米G1-サンタアニタダービーを制する活躍を見せ、さらに最近では、2010年10月に初年度産駒Acomaが米G1-スピンスターSに優勝、産駒デビュー以来4年連続でG1勝ち馬が誕生し、4世代で早くも5頭のG１勝ち馬を含む10頭の重賞勝ち馬を輩出（2011/2/3現在）している。

また、国内ではダイワプリベール（OP-芙蓉S）などが活躍しており、バトルプラン（Battle Plan）は今春よりアロースタッドにて種牡馬生活を開始する。

【エンパイアメーカー（Empire Maker）】

父Unbridled　母Toussaud（母父El Gran Senor）
２０１１年度Ｆｅｅ（税込）：Ａ２００万円、Ｂ２５０万円、Ｃ３００万円
競走成績：8戦4勝（米G1-3勝、米G1-ベルモントステークスなど）
種牡馬成績：2004年より米国で種牡馬入り。2011年より本邦で供用開始。
主な産駒：Pioneerof the Nile（米G1-サンタアニタダービー等）など。
写真：到着したエンパイアメーカー（2011/2/3撮影）



写真：到着したエンパイアメーカー（2011/2/3撮影）

※注：種付条件については、２０１０年度より下記３パターンに変更となっている。

　Ａ：特約なし
　　　平成２３年４月３０日または第１回種付日のいずれか遅い日まで支払。
　　　種付料は返還なし。

　Ｂ：不受胎種付料返還特約及びフリーリターン特約付
　　　平成２３年４月３０日または第１回種付日のいずれか遅い日まで支払。

　Ｃ：フリーリターン特約付き、９月１５日期限払い
　　　平成２３年８月３１日現在で受胎確認後、同年９月１５日まで支払。

　＜参考＞
　　・JBBA日本軽種馬協会

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