2011年2月7日(月)、基幹集落センター荻伏会館(北海道浦河町荻伏)にて「荻伏軽種馬生産振興会・通常総会」と「HBA地域懇談会」が開催された。通常総会では、「重賞競走優勝馬生産牧場表彰」や「事業報告・計画の審議」が行われた。

写真:荻伏軽種馬生産振興会・HBA地域懇談会
その後、北海道庁と北海道軽種馬振興公社から「北海道競馬推進プラン(仮称)」の概要説明(別の機会に紹介します)、そしてHBA日高軽種馬農協による「地域懇談会」が行われた。懇談会の中では、「中国への軽種馬輸出の現状と課題について」の説明もあったが、この内容は別の機会に紹介するとして、ここでは「北海道市場」に関する内容を以下に紹介する。
荒木正博組合長は冒頭、昨年のセリ市場実績について「売上金額は、昨年を約5億円上回る54億4,611万円を計上することができたが、最盛期と比べると半分で、1頭あたりの平均額も減少し続けている厳しい状況」との報告があり、今年の運営については、「今年もトレーニングセールは札幌で昨年同様に開催する予定。セレクションセール1歳については340頭規模(予定)で2日間(前日展示はなし)の開催を予定。セレクションセール当歳は申込頭数80頭を目安に開催するかどうかを判断。サマーセールはJRAアジアウィークとのタイアップにより9月に開催し、申込については新たに最終登録期間を設ける」ことを明らかにした。
また、「この2年否決されていた主取手数料(1%)については、来年からセレクションセール1歳へ導入したいと考えており、今年1年かけて協議をお願いしたい」という旨もあわせて明らかにした。
【北海道市場について主な変更点】
1、開催日程について
・セレクションセール1歳は2日間開催に(340頭を想定、前日展示はなし)
・サマーセールを2週送れの9月1週目へ移行(JRAアジアウィークとタイアップ)
・オータムセールを1週遅れの10月4週目へ移行
2、販売申込登録料について
・セレクションセール当歳の新規登録料は105,000円に増額(昨年より倍額に)
・サマーセールに最終登録期間を新設(追加登録期間終了後から7/22迄、94,500円)
(通常登録:31,500円、追加登録(通常締切後から1週間):47,250円)
⇒つまり、セレクトセール欠場・主取馬も上場可能となる。
質疑で組合員からは、「鑑定人のレベル向上やセリ運営方法の改善そしてより多くのバイヤーを招致することで、価格底上げへの努力をもっとしてほしい」、「海外バイヤーへの期待はあるが、取引後のトラブルに対する不安もある。ルールとマナーも含めてケアしてほしい」、「オータムセールの上場日について、良い状態で出したいという気持ちでサマーセールを欠場した馬と、主取となった馬を同列にするのは不公平だと思う」などの意見が出され、組合からは「意見を持ちかえって協議したい」との回答がされた。また、主取手数料の導入について、「この2年否決され、そのときの反対者が新理事になっているというこれまでの経緯を考えると、この議論をいつまで続けるのか?」という疑問の声が聞かれた。
※主取手数料の導入について
2年連続否決されたが、組合からは「継続審議ということで今後も意識改革、負荷の均等化という意味で提案していきたい」としていた懸案。組合員側は、導入そのものを全否定していたわけではなく、「組合の体質をスリムにし、努力した姿が見られない現状では容認できない」との声が多かった。
今後は、下記日程で各地区総会が行われ、3月18日のHBA日高軽種馬農協総代会で最終審議がはかられる。
【2011年度各振興会総会&HBA総代会日程】
■2月7日(月) 10:00~
【荻伏軽種馬生産振興会総会】
場所:基幹集落センター荻伏会館
■2月8日(火) 10:00~
【三石軽種馬生産振興会総会】
場所:本桐基幹集落センター
■2月9日(水) 10:00~
【門別軽種馬生産振興会総会】
場所:門別公民館
■2月10日(木) 9:30~
【新冠町軽種馬生産振興会総会】
場所:新冠町レ・コード館
■2月14日(月) 16:00~
【様似町軽種馬生産振興会総会】
場所:ひだか東農協様似事業所
■2月17日(木) 15:00~
【浦河町軽種馬生産振興会総会】
場所:浦河町総合文化会館
■2月18日(金) 16:00~
【静内軽種馬生産振興会総会】
場所:静内ウェリントンホテル
■2月19日(土) 10:00~(予定)
【平取町軽種馬生産振興会総会】
場所:平取町農協
■3月11日(金) 15:00~
【十勝軽種馬農協総会】
場所:ホテル日航ノースランド帯広
■3月17日(木) 14:30~
【胆振軽種馬農協総会】
場所:登別グランドホテル
■3月18日(金) 9:30~
【日高軽種馬農協総代会】
場所:静内コミュニティセンター
■3月23日(水) 13:30~
【日本軽種馬協会総会】
場所:第一ホテル東京
by 馬市ドットコム

写真:荻伏軽種馬生産振興会・HBA地域懇談会
その後、北海道庁と北海道軽種馬振興公社から「北海道競馬推進プラン(仮称)」の概要説明(別の機会に紹介します)、そしてHBA日高軽種馬農協による「地域懇談会」が行われた。懇談会の中では、「中国への軽種馬輸出の現状と課題について」の説明もあったが、この内容は別の機会に紹介するとして、ここでは「北海道市場」に関する内容を以下に紹介する。
荒木正博組合長は冒頭、昨年のセリ市場実績について「売上金額は、昨年を約5億円上回る54億4,611万円を計上することができたが、最盛期と比べると半分で、1頭あたりの平均額も減少し続けている厳しい状況」との報告があり、今年の運営については、「今年もトレーニングセールは札幌で昨年同様に開催する予定。セレクションセール1歳については340頭規模(予定)で2日間(前日展示はなし)の開催を予定。セレクションセール当歳は申込頭数80頭を目安に開催するかどうかを判断。サマーセールはJRAアジアウィークとのタイアップにより9月に開催し、申込については新たに最終登録期間を設ける」ことを明らかにした。
また、「この2年否決されていた主取手数料(1%)については、来年からセレクションセール1歳へ導入したいと考えており、今年1年かけて協議をお願いしたい」という旨もあわせて明らかにした。
【北海道市場について主な変更点】
1、開催日程について
・セレクションセール1歳は2日間開催に(340頭を想定、前日展示はなし)
・サマーセールを2週送れの9月1週目へ移行(JRAアジアウィークとタイアップ)
・オータムセールを1週遅れの10月4週目へ移行
2、販売申込登録料について
・セレクションセール当歳の新規登録料は105,000円に増額(昨年より倍額に)
・サマーセールに最終登録期間を新設(追加登録期間終了後から7/22迄、94,500円)
(通常登録:31,500円、追加登録(通常締切後から1週間):47,250円)
⇒つまり、セレクトセール欠場・主取馬も上場可能となる。
質疑で組合員からは、「鑑定人のレベル向上やセリ運営方法の改善そしてより多くのバイヤーを招致することで、価格底上げへの努力をもっとしてほしい」、「海外バイヤーへの期待はあるが、取引後のトラブルに対する不安もある。ルールとマナーも含めてケアしてほしい」、「オータムセールの上場日について、良い状態で出したいという気持ちでサマーセールを欠場した馬と、主取となった馬を同列にするのは不公平だと思う」などの意見が出され、組合からは「意見を持ちかえって協議したい」との回答がされた。また、主取手数料の導入について、「この2年否決され、そのときの反対者が新理事になっているというこれまでの経緯を考えると、この議論をいつまで続けるのか?」という疑問の声が聞かれた。
※主取手数料の導入について
2年連続否決されたが、組合からは「継続審議ということで今後も意識改革、負荷の均等化という意味で提案していきたい」としていた懸案。組合員側は、導入そのものを全否定していたわけではなく、「組合の体質をスリムにし、努力した姿が見られない現状では容認できない」との声が多かった。
今後は、下記日程で各地区総会が行われ、3月18日のHBA日高軽種馬農協総代会で最終審議がはかられる。
【2011年度各振興会総会&HBA総代会日程】
■2月7日(月) 10:00~
【荻伏軽種馬生産振興会総会】
場所:基幹集落センター荻伏会館
■2月8日(火) 10:00~
【三石軽種馬生産振興会総会】
場所:本桐基幹集落センター
■2月9日(水) 10:00~
【門別軽種馬生産振興会総会】
場所:門別公民館
■2月10日(木) 9:30~
【新冠町軽種馬生産振興会総会】
場所:新冠町レ・コード館
■2月14日(月) 16:00~
【様似町軽種馬生産振興会総会】
場所:ひだか東農協様似事業所
■2月17日(木) 15:00~
【浦河町軽種馬生産振興会総会】
場所:浦河町総合文化会館
■2月18日(金) 16:00~
【静内軽種馬生産振興会総会】
場所:静内ウェリントンホテル
■2月19日(土) 10:00~(予定)
【平取町軽種馬生産振興会総会】
場所:平取町農協
■3月11日(金) 15:00~
【十勝軽種馬農協総会】
場所:ホテル日航ノースランド帯広
■3月17日(木) 14:30~
【胆振軽種馬農協総会】
場所:登別グランドホテル
■3月18日(金) 9:30~
【日高軽種馬農協総代会】
場所:静内コミュニティセンター
■3月23日(水) 13:30~
【日本軽種馬協会総会】
場所:第一ホテル東京
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