苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年11月12日(土)【鎌倉山・峰床山(京都北山)】 其の一

2012-01-25 | 京都周辺エリア
鎌倉山・峰床山(「国土地理院:ウォッちず」より)




出町柳駅からバスに乗る。



8時40分 坊村バス停

バス停から道路(国道367号線)を南へ少し行ったところにある橋を渡る。
実はこの辺りのどこかに三角点が有り、標高は305.5mになるようだ。
ボクたちの向かう鎌倉山は950.5mなので、標高差645m。




駐車場を抜け右へと歩くと、鎌倉山への道標と大きな地図看板が見えてくる。





道標に従い左へ。
車止めの鎖の脇を抜けて山道へと入る。






登山口からすぐに分岐があり「モミジ平・尾道」方向へと進む。
もう一方には「ロクロシ平・谷道」とあったが、カマクラ谷を上っていくルートのようだ。









ここからはひたすら上り道。山頂まで約2時間上りっ放しとなる。
この辺りの山、白倉岳などもそうであったように、とりつきが非常に面倒な急登だ。
一歩一歩太ももを上げて、ぐいぐいと上る。

アキレス腱が痛くなるほどの斜面を力強く上へと向った。
ポカポカと体が温まり汗が噴き出し始める。
いったん立ち止まり、上着のパーカーを脱いだ。





しばらくすると林道に出た。
ここがモミジ平のようだ。
舗装されてはおらず、砂利道が山腹を走っている。
その林道を渡り、さらに上へと向かう。







9時15分 モミジ平

林道を渡り、階段を上ると道標があった。

「ブナ平~展望台へ」と書かれていた。






上りはしんどいけれど、周囲の景色を楽しみながら少しずつ前進する。






季節は秋。キノコ天国だ。
白倉岳で経験済みだけれど、この辺り山域はナメコなどのキノコが多く発生している。





ニオイアシナガタケ






フウセンタケ科のキノコかな?








キノコのある山歩きほど楽しいものはない。
ゴツゴツとした樹木や黒々とした地面から、柔らかそうなキノコが顔を見せている。






ナメコ





美味そう。喉越しがたまらなさそうだ。









稜線近くは天然林が続く。





トクワカソウも今はじっと耐えている。落葉の中、光沢のある葉が目につく。








落葉の季節が似合う山頂に到着する。



10時20分 鎌倉山山頂

広々とした山頂でお昼休憩にした。





この日は粉末スープにパスタを入れた昼食。




10時20分~11時00分 昼休憩

エリンギ、ベーコンを炒めたところで水を入れ湧かし、
トマトスープの素(うめ子はクリームスープ)とペンネ(速茹で)を入れる。
粉チーズをドバッとかけて食べる。
美味い。

ただこういった料理を食べた場合、鍋を拭ったりする作業が面倒だ。
ついつい後片付けが簡単なものを持ってくるようになってしまう。





八丁平の看板を目印に南東へと下る。






下りきりレシュキューポイント「鎌倉山2」を通過する。











周囲はブナなどの天然林。
山道は落ち葉に埋もれ、行く道ははっきりと見て取れない。
うっすらとしたルートを、時たま木に巻き付けられたテープをたよりに慎重に進む。




なだらかなアップダウンのあるこのルートを歩いていると、どこもかしこも同じように見えてくる。
蛇谷ヶ峰も白倉岳も、そしてこの峰床も、
この高さまでくると似たような植生の中を歩く事になるのだけれど、
枯れ木の中、見通しがよさそうで、実は波打つ地形に遮られて遠くを見渡す事が出来ない。
向かうべき方向へ、方位磁石と、少しだけ勘を頼りに前へと進む。




京都・滋賀の境の稜線歩きだ。

このあたりを歩いていると山は良いな、とつくづく思える。







11時17分 道標

道標が示す八丁平方向へと進む。




11時55分

木々の隙間から北西に集落と送電線が見えていた。







ナラ枯れ対策を施された木々がよく目につく。
ナラ枯れはミズナラやコナラなどがかかる木の病気で、
カシノ ナガキクイムシに共生している菌によって起こるとされる。
山を歩いていると、たまに木の根元辺りに木屑が大量に散乱しているのを見かけるが、それがカシナガ被害にあっている木だ。
ナラ枯れの根本的な防除策は無く、間接的な原因として温暖化や里山の放置が言われている。





12時05分 オグロ坂峠

オグロ坂峠に到着。




道標があり、峰床山まで1.1kmとあった。



それでは【其の二】に続く。まったねー。


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