雪が降る前に。
大峰山脈屈指の景観を誇る観音峯へ(実際は観音峯展望台からの景観)。
車で観音峯登山口までやってきた。
もちろんレンタカーなのだけれど、
レンタカーと自家用車、どちらがお得なのだろうか。
最近では安価なレンタカー屋さんも多くなり、
月に3~4度乗る程度ならレンタカーを借りる方が圧倒的に安い。
でも・・・やっぱりマイカーって憧れるなあ。気軽に乗れて、時間も気にしなくて良いからね。
欲しいなあ。
いろいろ調べたりもするのだけれど、ガンガン山行きに使うのなら、軽の4WDが便利みたいだ。
車中泊を考えると、フラットな広い空間が必要。そうなれば軽のボックスタイプかなあ。
さてこの日、昨晩から自宅駐車場(無断使用)に停めておいたレンタカーに乗り込み、
早朝、もやの中を天川村にある登山口に到着する。
奈良県吉野郡天川村、その村役場から東北東、山上ヶ岳からは西の末端となる観音峯だけれど、
どうやらここの観音平という場所からの展望は素晴らしいらしい。
山上ヶ岳から、先日も歩いた二上山までが一望のもとに観る事ができるとか。
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6時55分 観音峯登山口駐車場
朝早いのにすでに6台ほどの車が停まっている。
駐車スペースはわりと広く、ごく普通なトイレ施設もある。
さらに車であるからして予備の着替えなどは車の中に放置し、
気軽な気分で出発だ。
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吊り橋を渡った先が登山口だ。
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グワングワン揺れるよ
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観音峰展望台まで2キロとあるよ
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7時07分 観音の水
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最低限、加熱殺菌しないと飲まないよ
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要所要所にウンチクを書いた岩が置いてるよ
7時19分 南朝のウンチク石(展望台への分岐)
高見山は南朝ゆかりの地らしく、くどいくらい南朝について書かれた岩が置かれている。
南朝は吉野朝廷とも呼ばれる大覚寺統の後醍醐天皇に属する朝廷で、
後醍醐天皇らを京都(北朝)から追い出したのが足利尊氏。
あと、楠木正成もこの時代に活躍した人だ。
ルートは直進するようになっているのだけれど、展望台へと向かってみた。
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ウッドデッキの展望台がある。
景色もそこそこ楽しめるのだけれど、歩き始めてから間もない場所なのであまり価値を感じない。
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速やかにコースへと戻ることにした。
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道標がある。
登山口から1.3キロの地点のようだ。
観音平(休憩所)まで400m、観音の岩屋600m、観音の峯展望台まで1000mと表記されている。
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7時39分 住居跡地
石積みなどの残る住居跡らしき所を通過した。
朽ちた金属製の部品が落ちていた。ここにどういった暮らしがあったのだろうか。
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落石の多そうな岩だらけの場所を通過し、
しばらく歩くと広場が見えて来た。
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南朝にゆかりがあった神社の跡地に出来ている休憩所のようだ。
手前には最近作られたとは思えない石積みが続いている。
もしかしたら先の住居跡は、昔この神社の境内の一部だったのかもしれない。
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7時45分 観音平(神社跡の休憩所)
建物には菊の御紋が入っていて、広場には御影石のベンチが環状に設置されいた。
数世紀後に遺構として「ストーンサークル(環状列石)だ!!」などと世界遺産に登録されてしまったりするのだ。
それはないか。
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広場は開放的で、出発してから1時間ほどの所にあり小休止するには最適の場所だ。
ボクたちもひと息入れてから、目の前の階段を上って先へと進んだ。
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偽お歌石だよ
南朝の頃、落ちのびて来ていたなんとか親王が和歌を岩に彫り込んでいたそうだけれど、
風化してなくなってしまったので最近新しく作ったようだ。
5分ほど歩いた所に、岩屋への分岐があった。
急な上り道なので、行くかどうか迷ったけれど「どちらかといえば行くタイプ」のボクの判断で上ってみた。
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洞窟は男のロマンだよ
7時57分 岩屋
なんとか親王が逃げて来て立てこもったって書いていたような気がするけれど、
これを見る限りでは、生活できる広さでは無いので本当に隠れただけっぽいな。
現代でもこういった隠れ場所に隠れるパターンをよく見かける。
分岐へと戻り、山頂方面へと進む。
あまり大きく育っていない天然林からヒノキ林へと道が続く。
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木々が途切れ、明るい稜線が見えてくる。
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ススキの原っぱだよ
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ススキの生い茂った中を進む。
そういえば最近マダニに敏感になっているのだけれど、藪漕ぎで笹の中などを歩く場合が危ないようだ。
今の所被害にはあっていないけれど、ススキにもマダニは居るんだろうな。
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大きな石碑が見えて来た。
8時18分 観音峯展望台
周囲の視界がいっぺんに開け、360度、素晴らしい展望だ。
ここが噂の観音峯展望台。大峰山脈屈指の景観を誇る好展望地点だ。
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雷に打たれてひび割れたそうだよ
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展望台石碑の足下には、周囲の山々の名前を書いた案内板が埋め込まれている。
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二上山も見えていた。
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天川村かな?
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そして進むべき方向、観音峯山頂だ。
・・・そう思っていたのだけれど、ここから見えているのは山頂ではなかったのだ。
今見てみると、右奥に移っているピークが山頂かもしれない。
それでは、【其の二】で。其の三まで続く予定。まったね~。
追記:「観音平」と思っていた場所は「観音峯展望台」だった。観音平は手前の神社跡がそうだったようだ。訂正しておく。
大峰山脈屈指の景観を誇る観音峯へ(実際は観音峯展望台からの景観)。
車で観音峯登山口までやってきた。
もちろんレンタカーなのだけれど、
レンタカーと自家用車、どちらがお得なのだろうか。
最近では安価なレンタカー屋さんも多くなり、
月に3~4度乗る程度ならレンタカーを借りる方が圧倒的に安い。
でも・・・やっぱりマイカーって憧れるなあ。気軽に乗れて、時間も気にしなくて良いからね。
欲しいなあ。
いろいろ調べたりもするのだけれど、ガンガン山行きに使うのなら、軽の4WDが便利みたいだ。
車中泊を考えると、フラットな広い空間が必要。そうなれば軽のボックスタイプかなあ。
さてこの日、昨晩から自宅駐車場(無断使用)に停めておいたレンタカーに乗り込み、
早朝、もやの中を天川村にある登山口に到着する。
奈良県吉野郡天川村、その村役場から東北東、山上ヶ岳からは西の末端となる観音峯だけれど、
どうやらここの観音平という場所からの展望は素晴らしいらしい。
山上ヶ岳から、先日も歩いた二上山までが一望のもとに観る事ができるとか。
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6時55分 観音峯登山口駐車場
朝早いのにすでに6台ほどの車が停まっている。
駐車スペースはわりと広く、ごく普通なトイレ施設もある。
さらに車であるからして予備の着替えなどは車の中に放置し、
気軽な気分で出発だ。
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吊り橋を渡った先が登山口だ。
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グワングワン揺れるよ
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観音峰展望台まで2キロとあるよ
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7時07分 観音の水
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最低限、加熱殺菌しないと飲まないよ
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要所要所にウンチクを書いた岩が置いてるよ
7時19分 南朝のウンチク石(展望台への分岐)
高見山は南朝ゆかりの地らしく、くどいくらい南朝について書かれた岩が置かれている。
南朝は吉野朝廷とも呼ばれる大覚寺統の後醍醐天皇に属する朝廷で、
後醍醐天皇らを京都(北朝)から追い出したのが足利尊氏。
あと、楠木正成もこの時代に活躍した人だ。
ルートは直進するようになっているのだけれど、展望台へと向かってみた。
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ウッドデッキの展望台がある。
景色もそこそこ楽しめるのだけれど、歩き始めてから間もない場所なのであまり価値を感じない。
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速やかにコースへと戻ることにした。
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道標がある。
登山口から1.3キロの地点のようだ。
観音平(休憩所)まで400m、観音の岩屋600m、観音の峯展望台まで1000mと表記されている。
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7時39分 住居跡地
石積みなどの残る住居跡らしき所を通過した。
朽ちた金属製の部品が落ちていた。ここにどういった暮らしがあったのだろうか。
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落石の多そうな岩だらけの場所を通過し、
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南朝にゆかりがあった神社の跡地に出来ている休憩所のようだ。
手前には最近作られたとは思えない石積みが続いている。
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7時45分 観音平(神社跡の休憩所)
建物には菊の御紋が入っていて、広場には御影石のベンチが環状に設置されいた。
数世紀後に遺構として「ストーンサークル(環状列石)だ!!」などと世界遺産に登録されてしまったりするのだ。
それはないか。
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広場は開放的で、出発してから1時間ほどの所にあり小休止するには最適の場所だ。
ボクたちもひと息入れてから、目の前の階段を上って先へと進んだ。
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偽お歌石だよ
南朝の頃、落ちのびて来ていたなんとか親王が和歌を岩に彫り込んでいたそうだけれど、
風化してなくなってしまったので最近新しく作ったようだ。
5分ほど歩いた所に、岩屋への分岐があった。
急な上り道なので、行くかどうか迷ったけれど「どちらかといえば行くタイプ」のボクの判断で上ってみた。
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洞窟は男のロマンだよ
7時57分 岩屋
なんとか親王が逃げて来て立てこもったって書いていたような気がするけれど、
これを見る限りでは、生活できる広さでは無いので本当に隠れただけっぽいな。
現代でもこういった隠れ場所に隠れるパターンをよく見かける。
分岐へと戻り、山頂方面へと進む。
あまり大きく育っていない天然林からヒノキ林へと道が続く。
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木々が途切れ、明るい稜線が見えてくる。
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ススキの原っぱだよ
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ススキの生い茂った中を進む。
そういえば最近マダニに敏感になっているのだけれど、藪漕ぎで笹の中などを歩く場合が危ないようだ。
今の所被害にはあっていないけれど、ススキにもマダニは居るんだろうな。
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大きな石碑が見えて来た。
8時18分 観音峯展望台
周囲の視界がいっぺんに開け、360度、素晴らしい展望だ。
ここが噂の観音峯展望台。大峰山脈屈指の景観を誇る好展望地点だ。
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雷に打たれてひび割れたそうだよ
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展望台石碑の足下には、周囲の山々の名前を書いた案内板が埋め込まれている。
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二上山も見えていた。
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天川村かな?
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そして進むべき方向、観音峯山頂だ。
・・・そう思っていたのだけれど、ここから見えているのは山頂ではなかったのだ。
今見てみると、右奥に移っているピークが山頂かもしれない。
それでは、【其の二】で。其の三まで続く予定。まったね~。
追記:「観音平」と思っていた場所は「観音峯展望台」だった。観音平は手前の神社跡がそうだったようだ。訂正しておく。