小学校最後の授業参観

先週小学校最後の授業参観がありました。
前の日に、何の授業なのか聞くと、しばらく黙って「国語」。
どんなことをするのか聞くと、「秘密」。

なんなんだろうとは思ったけど、あまり深くは考えずに行ってみると、
親への感謝の手紙を一人ずつ発表する、というものでした。
ひえぇ〜！！と思って座って聞いてたら、教室に親がいる子は手紙を渡すとこまでありましたわ。

習い事や受験をがんばった子たちは、練習や勉強に付き合ってくれたこと、送迎や弁当作りなんかを感謝して、泣き出す親子も。
暗唱できるよう練習したんだろうけど、途中で頭の中が真っ白になったのか、数秒止まったり、
親に手紙を渡す時、素っ気なく、こっぱずかしそうにしてる子どもたちの姿はほほえましく、
楽しくもありました。

でも、こういうの、1／2成人式でもしたし、
何より虐待のニュースをテレビで繰り返し報道されてる中で、
もしこの中に虐待されてる子がいたら、
親に感謝なんてしてねえよ、って思ってる子がいたら、
どんな気持ちなんだろうと、ふと考えてしまいました。
感謝の手紙を書くのはいいとして、それをみんなの前で発表させるというのに、
正直自分は喜べませんでした。

きっとこのクラスにはそんな子はいないんだろうけど、
いや、もしかしたら、うちの息子くんはそこまで感謝してないんじゃないかとも思わなくもなかったり…
実際、みなさんほんとに子どものために時間もお金も労力も使っていて、えらいなぁと感心しました。

ただ、確かに受験や習い事をがんばるには、親のサポートがないと難しいけど、
一番は自分ががんばったからだよ。
いくら周りが応援しても、自分ががんばらなければ、今みたいに自信をもててはいないよ、
とも思うんです。

ちなみに、息子くんは5年生の時クラスの子から嫌なことを言われた時のことでした。
1日学校をずる休みして、次の日先生に相談して、その子たちと話してもらったことがあったんですが、
ほんとに感謝すべきなのは、担任の先生なんですよね。
きちんと対応してくれて、ほんとにありがたかったです。
私の方こそ、感謝の手紙を書かないといけないのかも。