いまさらですけど

ここ数年若者の大学進学率は高くなっているものの
入ってくる若者の数も減少しているし、
にもかかわらず新しい大学も毎年できているわけで
公立私立に関係なく、競争が激しくなってきているようです。
特に国公立は独立行政法人となって、
これまでみたいに国からお金をもらえなくなっているのですね。

とはいえ、非常勤職員でもよっぽどのことがなければ
（授業のカリキュラム大幅変更とか）
毎年契約更新があるだろうとのほほんと構えておりました。
実際、自分がお世話になっている大学は一度非常勤でも採用されれば
定年まで、というケースが多かったもので。

それに大学ですよ、教育機関ですよ。
資源のないこの国がここまで成長できたのは、
知的資源というと大げさやけど、
ある程度の知識と技術があったからこそ。
ちょっと不況になったからって、派遣切りみたいなことは
しないやろうと思ってたけど…

京都大学　非常勤職員を削減

思いっきりやってますよ。
しかも東大や阪大でもこれからするとか…

事務でも講師でも、いまほとんどの大学が非常勤職員に
かなり頼っているはず。
製造業みたいに生産量を減らすわけではないんやから
仕事の量は変わらないので、残りの職員も大変になってきますよ。

北欧ではワークライフバランスの向上のために
非正規と正規の違いをなくしたり、
ワークシェアリングがすすめられたり、
労働者の生活が守られてるのはもちろん
ワークスタイルの選択も可能になってきているのに。

もうのほほんとしてられません。