最近見た映画

せっかくの連休もほとんど予定はなく、

午前中は仕事の準備をして、午後からドラマや映画を見るという

春休みとほぼ同じ日々を送っております。

4月は本を読まなかったのと、暇をもてあましているので、

今回は最近見た映画の記録を。

まず一つが『FLEE』。

FREEはよく知られていると思うけど、

FLEEは避難するという意味で、アフガニスタン難民の話です。

実話なんだよね。

高校時代の友人がドキュメンタリー作家で、彼に自分の話をしていく形で話が進んでいきます。

どこで生まれるかは自分で選べないだけに、母国で安心して暮らせないことの辛さと、

そこから抜け出そうと努力することの難しさがひしひしと伝わるものでした。

密入国のことはなんとなく知っていたつもりだったけど、

主人公の場合は偽造パスポートを作ってもらって、家族はみんな殺されたことにされ、

仲介者から自分の家族のことを誰にも話すなと言われ、

兄のいるスウェーデンではなく、デンマークに行かされ、

初めてできた恋人に思い切って話すと、そのことで脅迫され…

でも主人公はドキュメンタリーを通して自分の過去に向き合って、

仕事や今の恋人との生活にも前向きになっていくので、ラッキーな方だと思う。

逃亡途中で命を落としたり、逃亡できても支援がなく貧しい生活から抜け出せない人も多いはず。

日本なんか難民申請中は働けないもんね。

しかも入管法改正されたら、申請回数を制限されて、最終的に受け入れられなかったら強制送還。

受け入れる気なんて全くといっていいほどない。

この映画を見て、難民への関心はより高まりました。

もう一つは『キル・ボクスン』。

イルタスキャンダルに出てた女優さんが気になって見てみました。

殺し屋だけど、指示通りにしなかったことから話がこじれて、

自分の上司と対立していく話。

組合みたいなのがあって、彼女の組織は育成もして、仕事や報酬もランク付けされてるというのが、

おもしろかった。

ほんとにそういう仕組みなんだろうか。

家では思春期の子を持つ普通、とはいえかなり裕福な親なんだけど、

子どものために命をかけて仕事していることをばらされてしまいます。

でもそれがいい方向にいって、最後はホッコリ。

たまたまだけど、Fleeは主人公が、キルのほうは主人公の娘がゲイ。

二人ともそのことで悩みはするものの、特別視してないのも良かった。

ドラマでは、『クイーン・メーカー』と『怪物』も見ました。

実はこっちの方が面白くてイッキ見。

ただ、人を信じることが難しくも感じます。