あのままお父さんがいたら、
今頃バタバタしてたんだろうな。
4月からは島で透析が出来るってことだったから、
きっとハッキリとした日にちも決まってて、
引っ越しの準備をしてたんだろう。
多分父母は、
何にもしないで島に戻って
それからワタシがボチボチと撤収作業したんだろうな。
お父さんがいなくなってから、
梅が咲いて
桜も咲いて
暖かくなってきて
もうスッカリ春だ。
スーパーにはスイカまで売ってる。
お父さんの様子を見てたら
島に帰ることは
色んな意味で想像出来なかったけど、
本人はやっぱり帰りたかったんだろうな。