またまた前回のブログの続きでございます。
この日はもうひとつ、スパンアートギャラリー「種村季弘没後二十年 綺想の美術廻廊 第一部」を観ましたのじゃ。
https://span-art.com/exhibition/2024/20240829_tane20th.html
(種村の書簡以外は写真撮影可)
種村季弘が亡くなって今年8月で20年。
「種村季弘の異形世界」をテーマに、第一部と第二部それぞれ異なる26名の作家が参加。
今は第一部で、大好きな作家も多うござります。
会場はこんな感じ。
おお~、種村の生原稿じゃ。
「一冊の本」第19回
『週刊時代』1977年9月20日号に掲載された原稿。
『書物漫遊記』に収録。
生前種村が愛用していたラジオ(TBSラジオのノベルティ)
2001年 桑原弘明展(スパンアートギャラリーでの初個展)の際にパンフレットに文章を寄せたことで桑原氏よりいただいた品々。
桑原弘明
《詩人の椅子》2001年 Scop スパンアートギャラリー蔵
数個ある光窓の1つを懐中電灯で照らして覗いたところ。
照らす光窓によって変化するのじゃ。
種村の書簡もございますが、写真撮影は不可じゃよ。
26名載せたいところなれど、13名だけ1点ずつ載せまする。
★東逸子
《魔境》2024年 パステル、顔料インク、カラーペンシル、針金、銅箔など
★伊豫田晃一
《件(くだん)》2024年 油彩、キャンバス
額の映り込みが酷すぎる写真じゃが、凄さに見入ったゆえむりやり載せまする。
★宇野亜喜良
《ニジンスキー》2024年 水彩、ペン、鉛筆、キャンバス
★奥田拓郎
《Claudia-クローディア-》2024年 粘土、モデリングキャスト、グラスアイ、古布、鉄、木
★北見隆
《満月の夜》2024年 キャンバス、アクリル絵具
こちらも写真が不鮮明過ぎじゃが、素敵じゃったゆえ載せまする。
★桑原弘明
《scope「ラビリンス」》2024年 ミクストメディア
正十二面体で、覗き穴が2つと光窓が4つ、かようなscopeは初めて観たぞよ。
覗き方指南の貼り紙もございます。どんな風に見えるかは行ってのお楽しみ。
★合田佐和子
《女性図(円額)》1970年代 油彩、キャンバス
★今道子
《種村季弘氏》2024年 ゼラチンシルバープリント
★清水真理
《乙女の園》2024年 石塑、木箱
★Sui Yumeshima
《太陽の息子》2024年 アクリル、板
★建石修志
《賢者の石》2024年 パネルに油彩、アルキド樹脂絵具
★土井典
《仮面1.》2000年代 F.R.P、アクリル
★森馨
《Carmilla》2024年 オールビスク、モヘア、ガラス等
『種村季弘・異端断片集 綺想の美術廻廊』(芸術新聞社)は、わたくしが行った時にはまだなかったが、会期中に販売されるそうな。
13名しか載せられんかったが、たいそう観応えござりました。
第一部の会期は9月8日まで。
第二部は9月14日~9月24日じゃよ。
★おまけ話
ミスタードーナツでお持ち帰り。
さつまいもド 塩バタークリーム、くりド 和栗ホイップ、くりド エンゼル&和栗あん、美味しゅうござりました。
え~い、10個ずつ持ってまいれ~!