ウェネトさまの館

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髙田賢三 夢をかける(東京オペラシティアートギャラリー)

2024年09月08日 20時11分00秒 | 展覧会・美術関連

書く順番が前後してしもうたが、前々回のブログの続きでございます。

この日は新宿へ行く前に、東京オペラシティアートギャラリーの3つの展示を観ましたのじゃ。

まずは「TAKADA KENZO 髙田賢三 夢をかける」
https://www.operacity.jp/ag/exh276/
(映像作品以外は写真撮影可)

実は7月、うっかり休館日に行ってしまい、1ヶ月以上も経ってやっと観に行けたのでございます。

髙田賢三の没後初の大規模個展。
幼少期から晩年の活動まで、絵画、資料、衣装、衣装のデザイン画、映像などで幅広く紹介。

平日の昼間でもけっこう混んでおり、最初のほうの展示風景は撮れんかったが、5つの空間を観た順に、衣装を中心に載せまする。

【最初の空間】
1939年(誕生)から1960年代。

「1950『それいゆ』『ひまわり』と出会う」
やはりこの2誌に影響を受けておったんじゃのぅ。


 
《第8回「装苑賞」受賞作品》1960


 
《自画像》1960s


 
《ドレス》1982-1983秋冬
1982年の作品じゃが、最初の空間に展示。
ショーの最後に山口小夜子が着用したウエディングドレスで、髙田が約20年かけて集めたリボンを20種以上(全長200mも使われたとか)縫い合わせて作られておるのじゃ。可愛いのぅ。


 
【2つめの空間】
1970年代。ブランドをスタート。


 
《ドレス》1972春夏/《ドレス》1976春夏
日本の木綿地を使った日本のイメージの服。


 
《ジャケット、パンツ、帽子》1973春夏
このマネキンは四谷シモンがデザインした球体関節マネキンで、手足を自由に動かしてポーズがとれるのじゃ。


 
《コンビネゾン》1979-1980秋冬
シャルル・ペローの童話「ロバの皮」の世界をイメージした衣装。


 
《ドレス、帽子》1987-1988秋冬(ドレス)
ロシアのサンクトペテルブルク(当時はレニングラード)をテーマにしたコレクションで発表された、フォークロアのウエディングドレス。
山口小夜子が着用したお写真もあったが、素敵じゃった。


 
【3つめの空間】
1980年~2020年 

宝塚の舞台衣装もデザインしていたんじゃのぅ。 
《『宝石の女』衣装デザイン画》1992


 
《『宝石の女』の衣装》1992


 
《アテネオリンピック開会式用公式服装》2004
アテネオリンピックは全く憶えておらぬが、かような衣装じゃったのか~。


 
《自画像》制作年不詳


 
【4つめの空間】
おお~!衣装がたくさんでテンション上がるぅぅぅ!


 
左《ドレス》1975-1976秋冬/右《ブラウス、スカート》1976春夏
左は中国ルックじゃ。


 
《ジャケット、帽子》《ドレス、帽子》1981-1982秋冬
こちらはロシア・ルック。


 
《ドレス》1982春夏
マリー・アントワネットの装いからインスピレーションを得たドレス。


 
《ドレス》1982-1983秋冬


 
《ベスト、無地のスカート、プリントのスカート、ペチコート》1983-1984秋冬(ベスト、スカート)、1985-1986秋冬(無地のスカート)、1987-1988秋冬(プリントのスカート)


 
《ドレス》1985春夏


 
《ブラウス、スカート》1994
1994春夏コレクションのテーマのひとつが「ジプシー」
この黒地の衣装、ツボじゃ。綺麗な花の刺繍が、お供のEの持っているマントン(フラメンコで使う、刺繍の大判ショール)に似ておる。
と思うたら、やはりマントンにインスピレーションを得たんじゃと。


 
【展示室横の通路】
1965年から1989年までのデザイン画がずら~り。

1985年のこちらは、4つめの空間のグリーンのドレスではなかろうか。


 
KENZOの生い立ちから創作活動やデザインの変遷もよく分かり、数多くの衣装も観応えあり、たいそう楽しゅうござりました。

会期は9月16日まで。
最終日まで更に混む予感大じゃからの、ご興味ある方はお早めにの。

同時開催の収蔵品展も好みじゃったゆえ、後日書きまする・・・たぶん・・・

さて、展覧会の前にランチでございます。
ここへ来たからには、53階の松阪牛 よし田で食べるのじゃ。

おひとり様は、いつものカウンター席へ通されまする。(眺めの良いテーブル席で一度食べてみたい)

前に黒毛和牛ステーキ丼と黒毛和牛すき焼き御前は食べたから・・・

黒毛和牛すき焼き丼を所望じゃ~。

お肉が柔らかくて美味しいぞよ。
これで税込1300円。やはりコスパ良いのぅ。

が、ウェネト的には黒毛和牛すき焼き御前のほうがボリュームあってお勧めじゃよ。
今度行ったら、まだ食べてない黒毛和牛ステーキ御前を食べてみねばの。