先週観に行ってまだ書いてない展覧会の中から、3つの個展の話を書きまする。
MEGUMI OGITA GALLERY(メグミオギタギャラリー)では、2つの個展開催中。
(写真撮影はどちらも許可を得ておりまする)
まずは、「土屋仁応 / Yoshimasa Tsuchiya『祝祭』」
www.megumiogita.com/cn5/cn8/pg637.html
土屋仁応の作品、大好きなのでございます。
広々した会場に、素晴らしい木彫作品7点が展示。
写真、7点全て載せますぞ。
この写真ではようわからぬが、目は玉眼の技法で嵌め込まれ、作品によって水晶やボロシリケイトガラスやラブラドライトが使われておるのじゃ。
《森》2019 H86×58×30㎝ woodcarving,crystal,polychrome
昨年、東京藝術大学で開催された「刻まれた時間 物語る存在」で展示された作品。
《キリン》2019 H71.5×35×21㎝ woodcarving,crystal,polychrome
《熊》2019 H14×47×23㎝ woodcarving,crystal,polychrome
《祝祭》2019 H42.5×63×37㎝ woodcarving,borosilicate glass,polychrome
《観音》2019 H57×16.3×18㎝ woodcarving,crystal,polychrome
《人魚》2010-2019 H6.5×47.5×14㎝ woodcarving,crystal,polychrome
《竜》2019 H26.3×28×8㎝ woodcarving,labradorite,polychrome
土屋作品をモチーフにした猫のぬいぐるみも販売されておるぞよ。
平日の開廊直後ゆえか他に来場者はおらず、素晴らしい作品をひとり占めでじっくり堪能でき、大興奮でありました。
同じフロアのプロジェクトルームは、「田中福男 新作ガラス展『恰好の花』」
http://www.megumiogita.com/cn5/cn8/pg638.html
土屋仁応作品の、ボロシリケイトガラスの玉眼を手がけている作家で、個展を観るのは初めてでございます。
ボロシリケイトガラスのオブジェ、ペンダントトップ、帯留など、30点以上が展示。
一部をば。
球体のオブジェは、観る角度によって表情がガラリと変わりまする。
《水熱華 20170909》
上からと横から。
《潮騒 20190101》
《熱帯睡蓮 20190127》
《水熱華 20190206》
《キャッと水晶体》
猫耳が~!
ペンダントトップも色々ございます。
《Branch Lappet》
帯留め、使ってみたいのぅ。
《冬の花》ターコイズ 帯留め
ガラスの中に咲く美しい花々に見とれてまいりました。
会期はどちらも3月23日まで。
そして、銀座・伊東屋 K.Itoya「北見隆 作品展『額縁の国のアリス』」
https://www.ito-ya.co.jp/store/itoya/k-itoya/recommend/2019/02/003350.html
K.Itoya地下1階の額縁売場に、アクリル画、ドローイング、銅版画、オブジェ、陶器、シルクスクリーンなど、新旧合わせて22点の展示。
テーマが額縁売場にちなんでおるのも楽しいですのぅ。
《アリスのサーカスⅠ》と《アリスのサーカスⅡ》は、創作額もとても素敵で、特にお気に入りでありました。
クリアファイルの中にも版画が20点入っておるぞよ。
会期は3月10日まででございます。