ウェネトさまの館

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装幀画展XI 文学とアートの出逢い(パレットギャラリー)

2024年02月28日 20時04分58秒 | 展覧会・美術関連

昨日はもうひとつ、パレットギャラリー「装幀画展XI 文学とアートの出逢い」を観たのでございます。
http://palette-gallery.jp/upcoming/3699.html/attachment/soteigaten_2024-2
(写真撮影は許可を得ておりまする)

2013年から始まって、今年で11回目の装幀画展。
わたくしは昨年しか観ておらぬが、楽しかったゆえ今年も観たかったのじゃ。

作家がそれぞれ好きな本を選んで装幀画を描き、装幀カバーに仕立てた文庫本と共に展示。
髙橋千裕御子柴大三山本冬彦の推薦作家、今年は23人でございます。

展示風景はこんな感じ。文庫本は実際に手に取って観る事もできるぞよ。

全員載せたいところじゃが、11名だけDMハガキのお名前順に載せまする。
ウインドウに展示の作品などは、反射で観づらい写真じゃがの。

★石澤晶子
題名:少女と猫
著書:猫語のノート
著者:ポール・ギャリコ


 
★今林明子
題名:Picture of Picture-Image of The fall of the house of USHER
著書:アッシャー家の崩壊
著者:エドガー・アラン・ポー
コラージュっぽい作品も額装もとても好みじゃ。


 
★枯葉庭園
著書:夏の夜の夢
著者:シェイクスピア


 
★雲母りほ
著書:風の又三郎
著者:宮沢賢治


 
★須賀野あかり
題名:不思議なおなはし追いかけて
著書:不思議の国のアリス
著者:ルイス・キャロル
初見の作家で、銅版画かと近寄ったら、コーヒー染めの紙に鉛筆画じゃった。
原画も装幀カバーもお気に入りで、もっと作品観てみたい。


 
★髙橋千裕
著書:人魚の嘆き
著者:谷崎潤一郎


 
★樋口鳳香
題名:芽吹きが降る
著書:眉雨
著者:古井由吉


 
★ホシノリコ
題名:星を繕う
著書:妖女サイベルの呼び声
著者:パトリシア・A・マキリップ
美しい女性じゃ。と思うて後ろを観たら、後頭部が髑髏じゃった。
原作が気になるゆえ読んでみねば。


 
★百瀬靖子
著書:一千一秒物語
著者:稲垣足穂


 
★森山千尋
題名:It's too late.
著書:少年の日の思い出
著者:ヘルマン・ヘッセ
写真が不鮮明じゃが、原画は立体作品じゃよ。


 
★europa
著書:天使の囀り
著者:貴志祐介
この小説は本当~に怖くてゾワゾワしながら読んだものじゃが、こんなに美しい作品になるとは意外な驚きじゃ。


 
ポートフォリオも色々ございます。

それぞれの原画も装幀カバーも素敵で、特に読んだ事のある本は「なるほど~」と興味深うござりました。

装幀カバーは、この展示の為だけなのがもったいのぅ。
これで文庫本を販売して頂きたいほどじゃ。
会期は3月3日まで。

★おまけ話
パフェを食べるには寒すぎて、ココスでササッとガトーショコラ。