ウェネトさまの館

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へびの憩う空き地(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)& カフェ八角塔

2025年02月05日 20時20分20秒 | 展覧会・美術関連

慶應義塾ミュージアム・コモンズ「へびの憩う空き地 KeMCo新春展2025」を観たのでございます。
https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20250109/
(一部を除き写真撮影可)

慶應義塾大学三田キャンパス、かようなミュージアムがあるとは、今まで全く知らなんだ。

本展は、2025年の干支である「巳」がテーマ。
展示数は47点と小規模なれど、「へび」にまつわる様々な作品や資料がございます。

展示室は3階じゃよ。まずは会場1。へびの矢印が可愛いのぅ。

会場はこんな感じ。

構成は以下の通り。気になった作品などもリスト順に載せまする。

【動物界のへび】
『動物誌(四足動物)』コンラート・ゲスナー 1606年

《アオダイショウの骨格標本》


 
【うたとへび】
《虫の歌合》[居初つな] [江戸前期]写
一部分のアップも載せるぞよ。


 
【恐ろしげなへび】
『へび女』楳図かずお 2005年
写真撮影は不可。お供のEは、昔読んだ楳図かずおのホラー漫画は本当に怖かったと申しておる。

《児雷也豪傑譚語》歌川国貞(三代目豊国) 嘉永5(1852)年


 
【象徴するへび】
《しん板おもちゃ十二支》佐次郎

《へびの装飾品》

《マランガン儀礼用装飾板》20 世紀初頭(収集)

《普賢菩薩像》13世紀


 
【明治のへび】
《巳日記》松平(深溝)家 明治2(1869)年


 
【物語のへび】
《近江八景図柄鏡》松岡豊前守藤原政重 18 世紀

《七夕の本地》朝倉重賢 [江戸前期]写
一部分のアップも載せまする。


 
【想起させるへび】
「政海の産物」『東京パック』2巻14号より 北沢楽天 1906年
面白過ぎるお顔のアップもどうぞ。


 
【舞踏とへび】
ここは写真撮影不可じゃが、記録映像や記録写真など。

お次は会場2じゃ。こちらは体験コーナーがございます。

「空地の御朱印2025」は、用意されたポストカードに、御朱印風の特製スタンプを押して持ち帰れるのじゃ。

「デジタルへびみくじ2025」は、お気に入りのへびを選んでクリック。
大吉が出た~♪

他にも、願い事を書いてパブリックアートを作るコーナーなどもあり。

へびをテーマにした展覧会を観るのは初めてで、楽しゅうござりました。
ここでは毎年かような干支の新春展を開催しておるそうじゃが、観逃しておったのが残念じゃ。

会期は2月7日まで。入場無料じゃよ。

階段を下りた踊り場スペースでは、「ふとした点景 —— 岡崎和郎」同時開催。
https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20241219/

吹き抜けの空間に、オブジェ1点の展示。

こちらも2月7日まで。

さて、展覧会の前に、慶應義塾大学 図書館旧館の、カフェ八角塔へ初潜入でございます。
展覧会が10時からだと思うたら、11時オープンじゃったからの。

ゴシック様式の建物が素敵でテンション上がる~。
国の重要文化財にも指定されておるそうな。

カフェはこの八角塔の1階じゃな。

おじゃまいたしまする~。

おお~!素敵なカフェじゃ。手前のお部屋。

奥のお部屋。へびの如き階段は、見るだけで上には行かれませぬ。

展覧会コラボメニュー「歌合う巳 苺のシュークリーム」と、ホットコーヒーをお願いいたしまする~。

求肥の衣を着たヘビ、可愛いのぅ。

可哀想じゃが一刀両断。お腹の中には苺がまるまる1個とカスタードクリーム。

コーヒーはポットサービスで、スイーツに合う好みのお味でございます。
ミルクはコーヒーフレッシュではなく温めた牛乳で、2杯目はカフェオレで飲めて嬉しいのぅ。
紅茶は、わたくしの好きなマリアージュフレールのマルコ・ポーロなどがございました。

グッズの販売もございます。

大倉陶園のティーカップセット。

和光の図書館旧館レリーフクロック。

クッキー気になる。今度買ってみようかの。

階段ホールも見ますぞ。
北村四海の大理石像《手古奈》

階段を上がると、

ステンドグラスじゃ~。

階段の上に常設展示室がございますが、この事まで書くとブログが終わらぬゆえ、このへんで。