前回のブログの続きでございます。
一昨日はフリュウ・ギャラリーの前に、銀座アートホールで2つの展覧会を観ましたのじゃ。
まずは2階、お目当ての「第47回 現代童画展・受賞作家展」
http://ginza-arthall.com/exhibition/2022/220502/
(写真撮影は許可を得ておりまする)
昨年11月に東京都美術館で観た「第47回 現代童画展」、本展はこの時に受賞した作家37名の新作が展示されておりまする。
大好きな作家も複数名参加で、2日目にまいりましたのじゃ。
会場はこんな感じ。
12点だけ作家名50音順で載せまする。
★いいじませつこ《カーラママ》10F パステル
★大作俊子《不思議の森の噺》30F アクリル 油彩
★小島千明《Gift》20F 日本画
★髙野公子《群鶏》68×60.5 ダンボール 顔彩 岩絵の具
若冲チックじゃ♪ と近寄って仰天。
ダンボールに描かれ、ダンボールのウネウネも活かされておるのじゃ。
★竹内香ノ子《片割れの月》20P ミクストメディア
★谷川眞理子《静かな祈り》20F アクリル アクリルガッシュ
タニガワマリコのこの作品、とても好みじゃ。
在廊なさっていたご本人に、色々お話もお伺いできて嬉しゅうござりました。
★ていあ《銀河見窓のバスルーム》20F 油彩
★鳥飼規世《アクアマリン》20P 油彩
この写真では全く分からぬのじゃが、質感の違うキラキラが施され、作家手作りの額もキラキラしておるのじゃ。
在廊なさっていたご本人が、画像で制作過程を見せて下さりながら詳しく説明して下さり、感涙。
★春曄《Secret world ~lily~》20P 膠彩画
★日向沙楽《蒼の麒麟》20F 水干 岩絵具
★水谷美穂《LoversConcret~萌し》20S アクリル
★山本志奈《極楽のやうな地にて》20F 油彩
12点しか載せられんかったが、他にも様々な絵画作品があり、楽しゅうござりました。
会期は5月8日まで。
その後は1階の展示室、「- 音・彩・繚・乱 - 大島徳彦 個展」
http://ginza-arthall.com/exhibition/2022/220503/
(写真撮影はライブ風景や楽器も含め許可を得ておりまする)
1階で何が開催されておるのか知らずに行ったのじゃが、2階に上がる時、1階からチェンバロを調律する音が聞こえ、まさかと思うて覗いてみたらば、奥の展示室にチェンバロが鎮座ましましていたのじゃった。
今回初めて観る作家、大島徳彦は、フラウト・トラヴェルソも演奏なさり、会期中は毎日ライブが開催されるのですと。
展示は、初期ルネサンスの金箔テンペラ画からバロック、新古典派の絵画の模写と、創作作品。
展示風景と、作品を数点ずつ載せまする。
まずは手前の展示室。
《フラ・アンジェリコ作 リナイウォーリの祭壇画の「天使」模写》(金箔テンペラ)
《心象B》
奥の広い展示室はこんな感じ。
《フェルメールのポストカードのある静物》
左から《鍵》《猫》《メタルのカブトムシ》《スミレ》
《花の香り》
《光のパイプオルガン》
ライブは、作家ご本人演奏のフラウト・トラヴェルソに、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバのトリオと、西野晟一朗のクラヴィコードのソロもございました。
楽器の写真も撮らせて頂いたぞよ。わたくし古楽器が大好きじゃからの。
装飾も美しいチェンバロは島口孝仁の制作で、2段鍵盤のフレンチタイプ。
響板には美しい花や鳥が描かれておりまする。
クラヴィコード。
フラウト・トラヴェルソ。
こちらも会期は5月8日まで。