昨日は、麻布十番と銀座で素敵なグループ展を観たのでございます。
まずは、パレットギャラリー「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による CDジャケットアート展Ⅵ」
http://palette-gallery.jp/
(写真撮影は許可を得ておりまする。展示風景と原画は可。CDは不可)
24名の作家がそれぞれ好きな曲を選び、その曲をイメージしてCDジャケットの絵を描くという楽しいグループ展。
今年で6回目だそうじゃが、今回初めて観ましたのじゃ。
こんな感じで、それぞれの原画とCDが上下に並んで展示されておりまする。
CDはジャケットだけでなく、CDやケースの内側にも絵が印刷されておるなど、このまま販売して欲しいものばかりじゃ。
各作品の下には、作家がその曲を選んだ理由などのコメントとQRコードもあり、スマホがあれば曲が聴けるようになっておるのも楽しいのぅ。
わたくしはスマホを持っておらぬのじゃが、親切なギャラリーの方が聴かせてくださりました。
クラシック音楽以外は疎いゆえ、ありがたい事でござります。
お気に入り作品色々ございましたが、特にお気に入り8点を作家名50音順で。
・青柳春香《水の戯れ(Jeux d’earx)》(ラヴェル)
たぶん初めて観る作家じゃが、美しくてたいそう好み。他の作品も観てみたいのぅ。
ちなみにこの曲、わたくしも好きでございます。
・石澤晶子《黒ネコのタンゴ》(皆川おさむ)
外に面したウィンドウに展示されており、写真は反射が酷いのじゃが、黒ネコ可愛い~。
・沖綾乃《DOWNTOWN BOY》(松任谷由実)
存在感ありありな男子。ジャケットもかっこいいぞよ。
・こみや梢子《シューリ・ルゥ(Siuil a Run)》(ケルティック・ウーマン)
たぶん初めて観る作家で、細部まで繊細で美しく、たいそうツボ。
・高橋千裕《Amazing grace》(本田美奈子)
ツヤツヤの画面ゆえ、写真は反射が酷いのじゃが、薄~い衣や花などの描写も凄いのぅ。
作品の雰囲気にぴったりなフレームも素敵。
・濱川芽依《My Lullaby》Cecile Corbel
横顔の表情に惹かれまする。
この作品だけ正方形ではなく長方形。
・もとよしちひろ《カサブランカダンディ》(沢田研二)
鋭い目つきのチョイ悪ネコ、いい味出してるのぅ。
・百瀬靖子《月に憑かれたピエロ》(アルノルト・シェーンベルク)
好きな作家なのじゃ。この月と幻想的な世界にとても心惹かれてお気に入り。
原画とジャケットの色彩を違えておるのも効果的で素敵。
8点しか挙げませんでしたが、他にも素敵な作品や、「この曲でこう来たか~」と意外さが楽しい作品ございました。
会期は7月7日まで。
銀座で観たグループ展の話は、また後日書きまする。