ウェネトさまの館

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「時を紡ぐ女神たち」(GALERIE Malle)【追記あり】

2019年05月08日 06時20分16秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、ギャラリーまぁる「時を紡ぐ女神たち」を観たのでございます。
https://galeriemalle.jp/this-week-exhibition


 

北欧神話をテーマに、郷司理恵、中井結美、永見由子、日野まき、深瀬優子の5人展。
大好きな作家ばかりで、早く観たくて初日に参りましたのじゃ。

お気に入り作品揃いじゃが、それぞれ2点ずつを作家名50音順で。

★郷司理恵
《Frigg》と題された写真作品5点。
湖の上に大きな鷹が透けている作品と、水面がキラキラしている作品がお気に入り。
女神フリッグが息子の為に奔走する姿をイメージしておるそうな。

★中井結美
鉛筆・水彩・インクで描かれた作品が5点。

《ヘルとガルムの氷の国》
死者の国を支配する女神と、鋭い牙の番犬。
女神が美しく、青を基調とした色彩も印象的。

《スクルドの極光》
白馬に乗って、赤いマントをひるがえして空を駆ける女神。
一面に広がるオーロラと、無数に散りばめられた星々も綺麗よのぅ。

★永見由子
日本画と鉛筆画、5点の展示。

《マルデルの涙》
日本画。赤い薔薇を手にした女神の目から、赤い涙が落ちておりまする。
涙が金に変わる画面下の部分には金箔が。

《月夜の戯れ》
鉛筆画。三日月の夜、立派な角の山羊(マーコールかの?)に乗るフレイヤ。
愛らしいお顔のフレイヤのふわふわ髪の頭にも山羊の角。マーコールのモフモフな毛並み。

★日野まき
額装のペーパードール4点。

《遠い羽音》
冥界を支配する女神、憂いを帯びた表情の顔半分は青ざめ、体の一部は骸骨なれど美しいのじゃ。
まわりを飛ぶたくさんの蝶や蛾は、触覚も細かく切り抜かれて目が釘付け。

《鴉》
フギンとムニン、ふたりの少年のちょっと寂しげなお顔と、カラス姿が可愛くてジタバタしたぞよ。

★深瀬優子
油彩画3点と、鉛筆画1点。
在廊なさっていたご本人が、北欧神話について丁寧に説明してくださり、わかりやすい本も教えてくださり、感涙でござります。

《天駆ける乙女達》
キャンバスに油彩。凜とした横顔のワルキューレと白鳥がたいそう素敵。
夜を背景に、甲冑と羽の衣のオーロラの色彩も綺麗よのぅ。

《宇宙樹物語》
タント紙に鉛筆。悪口を言うワシとドラゴン、告げ口するワルダクミ栗鼠。
そんな動物たちがとっても可愛く、繊細に描かれておりまする。

技法も作風も異なる5名の作品が調和して、たいそう素敵なグループ展でありました。
北欧神話も読んでみねば。
会期は5月19日まで。再訪したいものじゃ。


 

展覧会の前に、ジョナサンで完熟フレッシュマンゴーパフェをば。


 

マンゴーソルベ、マンゴープリン、ソフトクリームなど入っていて、フルーツはマンゴー以外使われておらぬのが嬉しいのぅ。
マンゴー大大大好きじゃからの。

午後2時から販売のマンゴータワーパフェも食べたかったぞよ。
午前中に行ったゆえ時間が合わんかったが、マンゴー2個分使って高さも30㎝あるそうじゃから、今度食べてみねば。

★追記:5月11日

本日再訪しましたのじゃ。


 

初日に教えていただいた『いちばんわかりやすい 北欧神話』も読んで行ったゆえ、理解も深まってまた楽しゅうござりました。


 

今度は物語の本も読んでみようかの。
そういえば『ニーベルングの指輪』も、北欧神話が元だったのじゃな。

恵比寿でこの後に観たツボな個展の話は、また後日書きまする。