ブルーノ・タウトはドイツの建築家、日本にも数々の作品を残しています。ナチ政権下、親ソ派として迫害され、1933年日本建築会に招かれた機に亡命する。熱海の重要文化財、日向別亭にも残しています。彼がトルコに戻る前この日向別亭の地下室にある社交室、洋風客間、和室をそれぞれベートーベン、モーツアルト、バッハと名付けた。この謎を解き明かそうと先日、バイオリン二ストの沼田園子、ピアニストの蓼沼明美、駿河台大学教授の太田隆士さんによるパネルディスカッションが開かれ謎に迫ったと言う。部屋の雰囲気にしっかりした形式があり素朴な素材を大切にして生かしている…これが答えと納得したと言う事です。私はミスしてしまったが、維持保存会で活動をなさっている製本教室のYさんに、日向別亭公開五周年記念のミネラルウォーターを頂き面白い話なので触れてみた。