フランスに13世紀から伝えられているお話、「聖母マリアの曲芸師」はアナトール・フランスも書いています。哀れな貧しい曲芸師バルナベは清く素直な心を認められ修道僧となる。他の修道士たちは高尚な藝術や技術を一日中こなし神に仕えている。そこでバルナベも聖母に仕えたいと言う思いが強くなり、己に出来ることは?…聖母の前でひたすら軽業をやり捧げた。すると聖母が祭壇を下りられ軽業師の額の汗を外套の裾で拭われた…と書いています。伝説の骨子はぶれないがバーバラ・クーニーは子供向けに優しく暖かく、少年の名はバーナビー。アナトール・フランスはショート・ストーリーとして、キリスト教の教えとしています。
茹で蛍いかを頂いた。生わかめと酢味噌和えにしました。旬物のドッキング、蛍いかが、えもいわれぬ食感で美味しかった。蛍いかには特別な思いがあります。長女を初めて手元から離し、遥か日本海の地に送った25年前…お互い不安いっぱいの始まりでした。初めての便りが、蛍烏賊漁を大学の先輩たちと見に行ったと言うことでほっとした。ピカピカ光る蛍いかはそれは、それは美しかったと伝えて来ました。蛍いかを見る度に思い出す…。