屋根の上に猫が見えます。裕福なラトヴィア商人が住んでいた家です。ドイツ人が支配していた大ギルドの加入を拒否されたラトヴィア商人が、大ギルド会館にお尻を向けた猫を屋根の上に取り付けた…という面白い話。今はコンサートホールになっています。
旅行の間体調が思わしくなくアルコールは我慢していたので、買って帰ることに決めていた。重量の関係で二本…と考えた。緑の壜はピルスナーと読める。帰国後体力も回復したので乾杯となりました。案の定、甘くない軽い爽やかなビール、もっと飲みたかったなあ。もう一方はビール好きの次女夫婦へ(たった一本だけどラトヴィアのビールなんて珍しいでしょ?)。まだ感想は聞いてない。
真空パックになっているので買ってみた。一つはキャラウェイ・シード入りのチーズ、もう一方は数種の香辛料の入ったオリーブオイルが塗ってある。羊のチーズっぽいが牛の絵が描いてある。説明はラトヴィア語、解らん。しつこい香りもなく癖のない美味しいチーズです。キャラウェイは口の中に香りが残りこれもいいなあ。
ライ麦100%の黒パン、1kgもありずっしりと重い。自然発酵させるので栄養学的には最も質がいい。成形は全て手作業、しかも粘土質の床で薪で焼くのでパンには特別の香りと味がする(と書かれています)。5mmぐらいに切ってトースターで焼き、チーズをのせよく噛んで頂くと19世紀に迷い込んだよう(オーバーなッ…笑ってください)。しかしこのパン屋さん(Laci)創業1993年ですからそれ程古くないんだなあ。
珍しいパンが沢山あります。19世紀頃は一週間分のパンを一度に焼いて、キッチンの机のような引き出しの中に仕舞って置くらしい。随分前、”バベットの晩餐”というデンマークの映画を見て、忘れられない場面が引き出しからパンを出すシーンです。一週間でも保存のきくようなライ麦パンを作ったのだと思う。