子供の玩具でしょうか。木馬です…といっても台が付いていてコロコロ転がし引っ張って遊ぶらしい。彼等にとってはこんなの朝飯前でしょう。でも忙しい農作業の中、子供たちにも愛情を注いでいたのですね。木の自然の曲がりを利用してキュートです。尻尾は本物、馬の毛。
動物や鳥と共存。夏は家の中で穀物の乾燥や脱穀、冬はそこで家畜が飼われ暖房もなかったが、19世紀になって暖房もしてキッチンではオーブンなども使って料理をしたそうです。これはツバメが家の中に入って巣を作ることが出来るように切ってある。優しいですね。勿論猫の出入り口もあった。
手作り作品を売っているおばあさんから麻で出来たピン・クッションを買いました。細かいカットワークがしてあり、内側の袋は赤い麻布を使い、カットワークから赤い色が覗き凝っている。右上の紐でさえ編んで紐を作っています。暖かさが伝わってくる手作りはいいものです。8ユーロ。
当時の服装をして手仕事をしながら出来上がったものを売っています。喧騒から離れ好きな手仕事を楽しみながらのんびり、こんな空気の澄んだ美しい場所で過ごせたら本当にいいですねえ。作品を並べて見学者を相手に商売…と言っても英語は通じないけれど。
1964年、タリンの郊外に18世紀から20世紀における79戸の建築物を移し保存している。エストニアの農民の暮らしや生活用品などから、異なった社会的地位にある農民の生活が比較できる。かやぶきの屋根など日本の農家とよく似ています。