Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

介護の流儀 曽野綾子(河出書房新社)

2019-07-17 14:19:15 | 読書
ご主人を介護した時の面白い話を書いている。病人にも老人にも任務を与える。すべて面倒を見てあなたは何もしなくていいお客様…これは急速に認知症にさせる要素。自分の事は自分でさせる(出来るうちはいいんですよね、出来なくなってからが問題では?)、そしてたまには危険なジョークを言って頭の活性化も必要。もやしの根切りを夫にさせたり(これが非常に頭にも身体にも良い運動だそうです)、スプーンを台所まで自分で取りに行かせる、などなど彼女らしいウイットに富んだ介護をしてきた。単純明快な文章は大変なことを書いているのに気持ちがいい。信仰心も深く立派な著者でも最後に”友と言う最大の味方”の重要性を説いている。会ってお喋りをして食事を一緒にする。そして”老成と言う変化を楽しむ”と言うのです。それにしてもまず健康であることですよね?