Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

大正琴発表会

2012-10-09 08:46:25 | 日記

友達のTさんはもう十数年、大正琴をやっています。既に名取にもなられて頑張っている。近在のグループの発表会があり友達と行ってきました。市の大ホール(1200席ほど)を満席にする盛況です。50歳から80歳過ぎの熟女のパワーの凄いこと!驚きました。80歳以上で活躍している方が100人弱いるそうで、演奏は指先と頭脳のフル回転、長寿に繋がるのでしょう。Tさんも私たちの仲間では一番しっかり長生きできると思う。何か楽器を一つ楽しむ事、夢でしたが気が付いた時は既に遅しでした。最近ハープのCDを聴き、小型のアイリッシュ・ハープが弾けたらなあ…と後悔しています。


ロシア白夜の星音楽祭 辻井伸行

2012-10-07 08:58:49 | 日記

辻井伸行がサンクトペテルブルグの”白夜の星音楽祭”に招待され、チャイコフスキーの息吹に触れた数日を昨夜BSフジTVで観た。胸に迫るものがあり感激し涙がこみあげた。美術館、博物館やバレエの舞台に接しロシアを学び、チャイコフスキーの精神を理解して如何に演奏するかを”四感”で察知する…その感性の鋭さは実に素晴らしいと思った。チャイコフスキー晩年の家(博物館になっている)ではチャイコフスキーの愛用のピアノで即興の曲を弾いてチャイコフスキーに捧げた。博物館のあるクリン(ロシア郊外)の風と香りをいっぱいに感じる彼の純粋な気持ちが表れた優しい曲。マリンスキー劇場でのチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」の演奏は,勿論ロシアの聴衆の心を虜にした。辻井伸行とチャイコフスキー、そしてロシアに(2010年に行った)私の身も心も深く沈んだ二時間、しばし立ち上がる事が出来なかった。(写真はTVより撮ったもの)


秋刀魚のつみれ汁

2012-10-05 14:02:16 | お料理

少々残暑が厳しいが秋もたけなわ、秋刀魚が安い。塩焼きが一番と言う方も多いでしょう。塩焼き、蒲焼に飽きたのでつみれにしてみました。三枚におろし皮を剥ぎ、お刺身状態で生姜汁と塩一つまみを入れフードプロセッサーにかける。それを熱湯に落とし野菜と一緒に昆布のだしとお酒少々を足し煮ます。つみれはふかふかで軟らかく、鰯より生臭みがなく、秋刀魚の油も美味しい。最後に緑豆春雨をいれるのが好き。


アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。 テオ・コステル (清流出版)

2012-10-02 14:27:11 | 日記

アンネ・フランクと中学の同級生で生き延びた人達が今80歳になる。数年前その数人がアンネ・フランクの思い出をたどった。アンネ・フランクは活発で感性の鋭い胡椒のような子、何時も人の中心にいたがり、注目を集めていたい子、”生意気な子”であった。「アンネの日記」も好意的には受け取られていないことに驚いた。彼等はほんのちょっとした運命の糸に導かれ生き延びる事ができた。経済的に裕福で完全な潜伏生活ができた家族、確実に匿ってくれたオランダ人に出会った人、書類のミスで”J”(ユダヤ人)であるサインを幸運にも押されなかった人たちなど。しかしアンネはひよわな身体とその性格から生きる意志が弱くなってしまったのではと友達は話す。そして、かれらは「アンネの日記」はオランダに根強く残る”オランダ人は同胞ユダヤ人を守った”という感傷的な神話を広める役割を果たしたと言い切っている。外から見ると逆境の中で感性の鋭い少女が美しい文章で綴ったと「アンネの日記」を評価してしまうが、内なる問題はそんな簡単なものでないことが解った。